SBIラップAIラップの実績評判!手数料や匠の運用コースとの違いや併用を解説

SBI証券が提供するお任せ運用サービス「SBIラップ」には、下記2つのコースがあります。

  • AI投資コース
  • 匠の運用コース

匠の運用コースについては別途下記記事をご参照ください。

この記事では、SBIラップのAI投資コースに焦点を絞り、

  • AI投資コースの概要
  • 利用するメリットデメリット
  • 匠の運用コースとの違いやどちらがおすすめか

について解説していきます。

目次

当記事は投資に関連する一般的な情報提供を目的としており、取引の勧誘を目的としたものではありません。情報の品質管理に努めておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。金融商品の最新情報は公式サイトにて必ずご確認ください。投資される際はご自身の判断と責任で行っていただきますようお願いいたします。

1. SBIラップのAIラップ(AI投資コース)とは?特徴を紹介

SBIラップはAI(機械学習)の予測データを活用し、資産配分を市場に合わせて最適化させることでグローバルインデックスを上回るパフォーマンスを目指す資産運用サービスです。

最大の特徴は、FOLIO ROBO PROと同じAIを活用したロボアドバイザーを少額投資1万円〜で資産形成の基盤をつくれる点です。また、SBIラップの手数料は0.66%(年率・税込)(※)であり、ポイントプログラムも設けており、長く続けやすい仕組みを用意しています。

(※)他に各投資信託の信託報酬等、負担する費用が発生する場合があります。

AI投資コースの概要
サービス開始日2022年4月
運用企業株式会社SBI証券/株式会社FOLIO
投資対象インデックスファンド
運用する投資商品の数8種類
サービス手数料預かり資産の0.66%(税込年率)
投資商品の手数料平均値:0.295%程度
最小0.220%~最大0.394%(年率・税込)
リバランス頻度月に1回
2024年12月確認

2. 【2024年12月更新】SBIラップのAI投資コースに投資した実績を公開

公式サイト掲載の運用パフォーマンスは下記の通りです。

SBIラップAI投資コースの運用パフォーマンス
過去6ヶ月過去1年運用開始来
+11.62%+29.16%+40.88%
2022年4月7日〜2024年10月末時点
参考データについて

加えて、弊サイトは、実際にAI投資コースに投資しているため、その運用実績も公開します。投資を検討されている方は、実際の値動きの推移を閲覧できるため”投資後のイメージ”として参考にしてください。

SBIラップAI投資コースに2年投資してみた運用実績(2024年12月6日更新)

私は2022年9月にSBIラップ(AI投資コース)に1万円を投資をしてみました。

積立投資はしていません。

現在の投資元本(1万円)に対する運用実績は、+32.90%です。

<私の現在の運用実績>

運用パフォーマンス32.90%

<私の過去の実績推移表>

スクロールできます
2024年度2023年度2022年度
1月末11.95%-0.53%
2月末16.11%0.23%
3月末19.67%-0.97%
4月末21.50%-0.33%
5月末24.50%2.82%
6月末27.63%8.04%
7月末25.28%8.45%
8月末23.77%10.20%
9月末27.56%8.69%-2.45%
10月末34.39%9.37%1.31%
11月末33.30%11.47%1.78%
12月末運用中10.45%13.3%
私の実績推移まとめ
  • 運用開始から7ヶ月目まではマイナスがあったが
  • 運用開始から8ヶ月目以降は一切元本割れすることなく
  • 結果として、年率平均利回り約15%

あくまで過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。

マネとも中の人

私は年率4%以上の利回りを期待してSBIラップAI投資コースに投資していますが、現状は期待通りの運用成果

AI投資と聞くと不安感がありましたが、実際はかなり安定的に利益を出してくれています。

AI投資ならROBOPRO(ロボプロ)がオススメ!

AI投資による、より高いパフォーマンスに期待するならROBOPROがおすすめです。

ROBOPROもSBIラップ同様に株式会社FOLIOが提供するサービスです。

ROBO PROは、AI(機械学習)による価格予測を活用して、市場の変化に合わせてポートフォリオ(資産配分)を月ごとにダイナミックに変化させ、期待リターンの最大化を目指します。

一見SBIラップのAI投資コースと変わらない運用手法に思いますが、下記の違いがあります。

項目ROBOPROSBIラップ(AI投資コース)
AIの運用方針攻めのAI運用守りのAI運用
AIの寄与度高い低い
リターンへの期待度
リターンの安定性
下落抑制力
投資銘柄数2〜8銘柄(変動)8銘柄(固定)
最低投資金額10万円〜1万円〜

ROBOPROはAI運用を突き詰めた商品設計となっています。そのため、常にどの相場でも好パフォーマンスを作ることを目指しています

SBIラップでは必ず分散投資をして安定的な運用を目指した上で、AIを活用します。ですので、投資対象となる投資信託を8個が絶対に入っています。

例えば、ROBOPROの場合だと、AIが今は2銘柄だけの投資が良いと判断すると、2銘柄にしか投資しません。AIを使ってシャープレシオ(リターンの効率性)を極限まで高めるのがROBOPROです。

<ロボプロは金融庁公表のロボアドバイザー実績No.1>

おすすめの選び方
  • AIの強みを存分に活かして、とにかく高い運用リターンを期待したい
    ROBOPRO(ロボプロ)
  • 安定性をまずは重視した上で、AIを活用した運用がしたい
    →SBIラップ(AI投資コース)

ROBOPROの詳細は下記記事をご参照ください。

好パフォーマンスと
下落に強い安定性を両立

※サービス概要やキャンペーン条件は
公式サイトで必ずご確認ください。

3. SBIラップ(AI投資コース)の凄さを理解する上で知っておくべき知識

まず最初にSBIラップ(AI投資コース)の凄さを理解する上で知っておくべき投資の知識をご紹介します。

市場の変化に応じて、最適な資産配分は異なる

下記は2008年から2021年の間の各年における8つの資産のパフォーマンスの推移です。

(引用:SBIラップ公式ブログ)

この表から、毎年各資産ごとに年間パフォーマンスが違うことがわかります。

このため、市場の変化に伴い、最適な資産配分も変化することがわかります。こちらの表はあくまで年次ごとですが、現実はもっと細かいスパンで最適な資産配分が変わります

4. 他のロボアドバイザーとの比較でわかるAI投資コースの特徴

ここでSBIラップのロボアドバイザーにおける立ち位置を明らかにするために、他の有名なロボアドバイザーとSBIラップの運用における特徴を比較した表を作成しました。

スクロールできます
SBIラップウェルスナビTHEO
AIの活用
上昇相場への対応
下落相場への対応
各ロボアドバイザーの相場対応比較

SBIラップはあらゆる市場の変化に対応することで運用実績の最大化を実現している

上記の表から、SBIラップは、あらゆる市場の変化に対応することができるロボアドバイザーだとわかります。

マネとも中の人

SBIラップでは、「経済状況を先読みするのに役立つマーケットデータ」を複数集め多角的に分析することで、景気動向を正確に予測することで適切な投資配分にすることが期待されます

例えば、下記のように、株価と実態の乖離が広がると、そのギャップを埋めようとする危機察知が働き保有比率を調整します。

  • 米国株式が利益を伸ばせそうなら
    →米国株式の保有比率を高める
  • 株式相場が暴落しそう
    →株を売却して他の資産に買い換える

下記は公式サイトが公開している資産配分を市場に合わせて変えてきた事実を示した図です。

SBIラップは、サービスリリースした半年間で計6回のリバランスを行い、米国株式、米国債券、不動産などへの投資配分を調整しました。

実際に4月中旬の株式市場の下落では、一般的なロボアドバイザーよりも下落幅を小さく抑えることに成功しています。

SBIラップの運用実績は、2022年4月7日から2023年6月末期間で、+8.32%の実績になりました。

このように、あらゆる市場の局面に対して、市場に最適な資産配分にすることで、運用実績の最大化を計っています。

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※詳細のサービス情報やキャンペーン条件は、SBIラップ公式サイトで必ずご確認ください。

5. なぜAI投資コースはあらゆる市場の変化に対応できるのか?

具体的には、SBIラップは下記を行っているので、あらゆる市場の変化に対応することができます。

  1. 40種類以上の先行指標をAIに学習させながら、
  2. AIにグローバルな市場におけるインデックスの将来価格を数ヶ月単位で予測させ、
  3. 伝統的な金融工学の理論を加えて、リスクをコントロールした上で、
  4. 投資配分の変更を行う。

先行指標とは

先行指標とは、全体としての景気変動に先行して変動する指標のこと。主には、銅価格などがこれに該当する。

AI(機械学習)の強みは、広範囲で膨大な量のデータを活用し、人間の脳より高度な分析を速く正確に、かつ冷静に行うことができる点にあります。

しかし、そもそも重要なことはAIの機械学習をどのように活用しているのかという点です。

そこで今回、弊サイト「マネとも」は株式会社FOLIOに下記4つのポイントについて取材しました。

  • AIに何を学習させているのか?
  • AIに何を予測させているのか?
  • AIが予測する期間はどのぐらいなのか?
  • AIの予測だけでは不安ではないのか?

結果、なぜ市場の変化に対応させられているのかという点が明らかになりました。

AIに何を学習させているのか?

AIに対して40種類以上の先行指標を分析させています。」

「例えば、銅です。実は、コロナショックが起こる1ヶ月前に銅価格が急落しているんですね。こういう先読み指標が、数々の金融ショックでは相場変動を知らせてくれるんです。こういう先行指標を幅広くチェックすると、それを見てAIは何か起きるのかを予測するんです。」

<先行指標の例>

マネとも独自取材
マネとも中の人

先行指標をAIに学習させておけば、将来相場を事前に予測できるというカラクリです。

AIに何を予測させているのか?

「米国株式や新興国債券など、グローバルな市場におけるインデックスの価格推移を予測しています。」

「インデックスの価格推移は、会社ごとのニュースや少数の個人規模の投資家の売買による影響などのイレギュラーな因子が比較的に少なく、より予測を行いやすい傾向にあるため、これをAIで予測させています。」

マネとも独自取材
マネとも中の人

AIにリターン予測をさせているので、SBIラップの運用実績が良いのも納得ですね!

AIが予測する期間はどのぐらいなのか?

「基本的には相場は短いスパンでも周期的に動いている波動があり、実際は6ヶ月タームくらいで相場が切り替わっているイメージがあります。」

「6ヵ月くらいで切り替わる相場において、6ヵ月ごとにリバランスを行うと精度が落ちるので、相場の流れに対応するために1ヶ月ごとにリバランスしています。より多くの投資機会を設けることで安定した収益率の改善を目指しています。」

マネとも独自取材
マネとも中の人

約半年タームでのリターン予測を行っています。それに適応させるために、月1でリバランスを行い資産配分の微調整をおこなっているということですね。

AIの予測だけでは不安ではないのか?

資産配分は2段階建てになっています。」

「まずAIがリターンを予測して、それに他社さんのロボアドでも使われているような伝統的な金融工学を組み合わせて資産配分を作っています。」

「伝統的な金融工学を合わせると、例えば金を入れておけば、株と逆に値動きする傾向があるのでポートフォリオとしてはリスクのコントロールができます。」

予測が外れた場合でも、しっかり運用として成り立つように作っているところがこの商品のポイントです。」

マネとも独自取材
マネとも中の人

AIの予測だけで資産配分を変えるのは怖いですが、伝統的な金融工学に基づいてリスクをコントロールした上で資産配分を変えているので安心できますね。

SBIラップの仕組みまとめ
  1. 40種類以上の先行指標をAIに学習させながら、
  2. AIにグローバルな市場におけるインデックスの将来価格を数ヶ月単位で予測させ、
  3. 伝統的な金融工学の理論を加えて、リスクをコントロールした上で、
  4. 投資配分の変更を行う。
マネとも中の人

まとめると、AIにリターンを予測させて運用実績を最大化させつつ、伝統的な金融工学を活用して資産配分を構築することでリスクをコントロールしています。リスクに対するリターンを最大化させる理想的な運用スタイルといえます!

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※詳細のサービス情報やキャンペーン条件は、SBIラップ公式サイトで必ずご確認ください。

6. SBIラップのAI投資コースのメリットとデメリット

基本的にはメリットはSBIラップと同様で、具体的には下記のような特徴があります。

メリット一覧
  1. 自動で運用してくれるから手間がかからない
  2. どのような相場に対しても好リターンを期待できる
  3. 下落相場でも好パフォーマンスが期待できるから安心できる
  4. 少額1万円から始められ、手数料は業界最安水準
  5. 積立投資も1,000円からできる
  6. 運用額に応じてポイントが貯まる

高度の運用理論に基づいた運用を自動でできる点が最大のメリットです。

インデックスファンド(市場平均)を上回る運用パフォーマンスを期待できます。

デメリット一覧
  1. リスク許容度に合わせた運用ができない

一方で、資産配分が相場によって切り替わるため、他のロボアドバイザーのように自分がどれくらいの損失なら耐えられるのかのリスク許容度に合わせた運用はできません。

7. 匠の運用コースとの違いは?どっちがおすすめ?

ここまで、SBIラップの匠の運用コースとAI投資コースの特徴がわかる比較表を作成しました。

スクロールできます
運用コースAI投資コース匠の運用コース
運用方針人を凌駕するパフォーマンス投資環境に左右されにくい安定した収益の獲得
運用理論AI予測+現在ポートフォリオ理論オールウェザー・ファクターアロケーション戦略
投資対象商品インデックスファンド(8銘柄)アクティブファンド(9銘柄)
最低投資金額1万円
以後、1,000円から積立可能
基本手数料
年率,税込)
0.66%0.77%
投資信託の手数料
年率,税込)
平均値:0.295%程度
最小0.220%~最大0.394%
平均値:0.691%程度
最小0.374%~最大1.078%
解約手数料:最大で信託財産の0.3%
リバランス頻度月に1回
AI投資コースと匠の運用コース概要表

大きくは運用方針が異なります。公式サイトには下記のようにあります。

「AI投資コース」は、資産運用にAIを活用し、市場動向を先読みしてあらゆる相場局面に対応することで、人を凌駕するパフォーマンスを目指します。一方で、「匠の運用コース」は、野村アセットマネジメント独自の投資戦略を活用し、想定リスク年率10%程度で、投資環境に左右されにくい安定した収益の獲得を目指します。

以上の結果から、

  • 高い運用実績を目指すなら「AI投資コース」
  • 安定的な資産運用を期待するなら「匠の運用コース」

と言えるでしょう。

匠の運用コースとの併用はどう?

結論を言いますと、併用はありだと思います。

というのも公式サイトで併用することで、リターンが安定することについて言及されているからです。

各コースのバックテストの結果によると、下記のようにあります。

  1. 2012年12月末に「AI投資コース」と「匠の運用コース」を5:5の保有比率で運用を開始し、
  2. 以降は年1回、5:5の保有比率に戻すリバランスを行うと、
  3. 各コースを単独で保有したときと比べて「併せ持ち」をしたときの方が、
  4. 年率リスクに対する年率リターンの比率で、投資効率の尺度の一つであるシャープレシオが改善した。

運用実績に影響するリターンの効率性は、リスクに対するリターンのバランスを示す指標として、シャープレシオが使われます。

シャープレシオは、簡単に言えば「リスクを取って得られたリターンの割合」を表しています。

つまり、下記のように言えます。

  • シャープレシオが高いほど安定的かつ効率的な資産運用を行なえている

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※詳細のサービス情報やキャンペーン条件は、SBIラップ公式サイトで必ずご確認ください。

SBIラップAI投資コースのまとめ

SBIラップはAI(機械学習)の予測データを活用し、資産配分を市場に合わせて最適化させることでグローバルインデックスを上回るパフォーマンスを目指す資産運用サービスです。

匠の投資コースと併用することで、安定したパフォーマンスを期待することができるかもしれません。

当記事が参考になりましたら幸いです。

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<実績重視ならROBOPROもオススメ>

また、AI投資でより高いリターンを期待するならROBOPRO(ロボプロ)もオススメです。

好パフォーマンスと
下落に強い安定性を両立

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免責事項

本サイトにおける記事及び情報の掲載は、投資に関連する一般的な情報提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品の取引の勧誘を目的としたものではありません。情報の掲載にあたっては品質管理に努めておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。金融商品及びサービスの最新の情報は公式サイトにて必ずご確認ください。金融商品取引を行う際は、お取引先の金融商品取引業者等より交付される契約締結前交付書面等の書面の内容をしっかりお読みいただき、商品の特徴やリスク、取引の仕組み、手数料等を十分にご理解いただいたうえで、ご自身の判断と責任にて行っていただきますようお願いいたします。

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