これから資産運用を始めたい人に対し、おすすめとしてよく目にする
- SBIラップ
- 新NISA(S&P500)
SBIラップやNISAは、好リターンが期待できる資産運用を簡単にスタートできると話題です。
まず、前提としてSBIラップはNISA制度に対応していません。
その上で、どちらを選ぶかは目的に応じて考える必要があります。
この記事では、実際にSBIラップに投資している私が、SBIラップとNISAの違いやメリット、デメリット、実際に投資してみた実績について解説。
AI投資と匠の運用の比較を表示する
AI投資コース | 匠の運用コース | |
---|---|---|
運用方針 | 人を凌駕するパフォーマンス | 投資環境に左右されにくい安定した収益の獲得 |
運用理論 | AI予測+現在ポートフォリオ理論 | オールウェザー・ファクターアロケーション戦略 |
投資対象商品 | インデックスファンド(8銘柄) | アクティブファンド(9銘柄) |
最低投資金額 | 1万円 以後、1,000円から積立可能 | |
基本手数料 (年率,税込) | 0.66% | 0.77% |
投資信託の手数料 (年率,税込) | 平均値:0.295%程度 最小0.220%~最大0.394% | 平均値:0.691%程度 最小0.374%~最大1.078% 解約手数料:最大で信託財産の0.3% |
リバランス頻度 | 月に1回 |
1.SBIラップとNISA(S&P500、オルカン)はどっちがおすすめ?
NISA(旧:つみたてNISA)は、NISA口座内での売却利益や配当/分配金に対して一切税金がかからない(非課税)で運用できる国の制度。
日本国内に住んでいる18歳以上の方なら誰でもNISA口座を開設できます。
(引用:金融庁)
NISAには、つみたて投資枠と成長投資枠があり、それぞれ年間120万円、240万円まで投資することができます。
概要を簡単に表でまとめました。
現行(新しい)NISA | ||
---|---|---|
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
非課税期間 | 無期限 | |
年間の非課税枠 | 120万円 | 240万円 |
生涯の非課税枠 | 1800万円 ※成長投資枠だけの場合1200万円まで | |
投資できる商品 | 金融庁の基準を満たした投資信託 | 投資信託・個別株式 |
- つみたて投資枠・成長投資枠で投資できる商品が違う
- つみたて投資枠・成長投資枠で年間投資上限金額が違う
- 非課税枠の上限は合計1,800万円まで
- 非課税期間は無期限
一方で、SBIラップなら銘柄の選定なしに資産運用をおまかせすることができます。
SBIラップとNISAどっちがおすすめかをまとめると、以下のようになります。
- AIを活用してリスクを抑えつつ、安定的なパフォーマンスを期待したい
→SBIラップ AI投資コース - リスクを取りつつ、高いパフォーマンスを期待したい
→NISA(S&P500)
SBIラップ AI投資コース | NISA(S&P500) | |
---|---|---|
AIの活用 | ◯ | × |
リスクの大きさ | 小〜大 ※景気に合わせて変動 | 大 |
手数料 | あり(年率、税込1.1%) | なし |
- 銘柄の資産配分(ポートフォリオ)
- AI予測の有無
例えば、NISAで推奨される代表的な銘柄として、米国の株価指数S&P500に連動する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」などの投資信託があります。
特に、S&P500に連動する銘柄は、過去の実績が高いことから、幅広い世代の人気を集めています。
しかし、S&P500に投資した場合、「米国だけ」「株だけ」と集中投資になってしまう可能性があります。
そのため、高い実績を見込める分、銘柄の資産配分に偏りがあり、金融危機による下落が起きた際、大きな損失を抱えるリスクがあります。
<S&P500はコロナショックで約40%下落した>
(引用:https://jp.investing.com/indices/us-spx-500-chart)
銘柄選定に自信がない人がいきなりマイナス40%になると、不安になり、途中で投資を止めてしまいますよね。
<SBIラップならコロナショックでも約16%(※1)しか下落しなかった>
(※1)SBIラップの運用企業株式会社FOLIOが提供している金融サービスROBOPROの場合。ROBOPROはSBIラップと同様の運用アルゴリズムなために参考例になる。ROBOPROの方がより攻めの運用を行う。(後述)
この理由は、SBIラップがは景気の流れに合わせて資産配分を臨機応変に変化させる点にあります。
- 米国株式が利益を伸ばせそうなら
→米国株式の保有比率を高める - 株式相場が暴落しそう
→株を売却して他の資産に買い換える
SBIラップは、株だけでなく、債券や金、不動産といったさまざまな資産にバランスよく分散し値動きの大きさ(リスク)を調整します。
さらに、SBIラップは、AIの予測を活用し景気循環の流れに合わせて、自動的に投資銘柄の比率を変更して、下落を抑制したり、運用実績の最大化を期待できます。
SBIラップは、お任せで資産運用できますが、その代わりに手数料0.66%(年率、税込)がかかります。
2. 毎月更新!実際SBIラップの実績はどうなの?2024年最新
まず、公式サイト掲載の運用実績から引用すると下記の通りです。
SBIラップAI投資コースの運用パフォーマンス | ||
---|---|---|
過去6ヶ月 | 過去1年 | 運用開始来 |
+6.64% | +18.73% | +30.18% |
加えて、SBIラップ公式サイトの実績と実際に投資しているの私の実績推移を公開します。
SBIラップAI投資コースに2年投資してみた運用実績(2024年10月4日更新)
私は2022年9月にSBIラップ(AI投資コース)に1万円を投資をしてみました。
積立投資はしていません。
現在の投資元本(1万円)に対する運用実績は、+29.30%です。
<私の現在の運用実績>
<私の過去の実績推移表>
2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | |
---|---|---|---|
1月末 | 11.95% | -0.53% | |
2月末 | 16.11% | 0.23% | |
3月末 | 19.67% | -0.97% | |
4月末 | 21.50% | -0.33% | |
5月末 | 24.50% | 2.82% | |
6月末 | 27.63% | 8.04% | |
7月末 | 25.28% | 8.45% | |
8月末 | 23.77% | 10.20% | |
9月末 | 27.56% | 8.69% | -2.45% |
10月末 | 運用中 | 9.37% | 1.31% |
11月末 | 11.47% | 1.78% | |
12月末 | 10.45% | 13.3% |
- 運用開始から7ヶ月目まではマイナスがあったが
- 運用開始から8ヶ月目以降は一切元本割れすることなく、
- 結果として、年率平均利回り約13%
私は年率4%以上の利回りを期待してSBIラップAI投資コースに投資していますが、現状は期待通りの運用成果。
AI投資と聞くと不安感がありましたが、実際はかなり安定的に利益を出してくれています。
3. 【運用実績比較】SBIラップ,S&P500,オルカンはどれがNo.1?
ここでは、SBIラップの運用実績と、NISAの中でも特に人気の銘柄、
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)| 通称:S&P500
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)| 通称:オルカン
と比較します。
SBIラップAI投資コースの運用パフォーマンス | ||
---|---|---|
過去6ヶ月 | 過去1年 | 運用開始来 |
+6.64% | +18.73% | +30.18% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用パフォーマンス | |||
---|---|---|---|
過去6ヶ月 | 過去1年 | 過去3年 | 運用開始来 |
+3.5% | +28.9% | +74.4% | +195.6% |
(参考:三菱UFJアセットマネジメント株式会社)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の運用パフォーマンス | |||
---|---|---|---|
過去6ヶ月 | 過去1年 | 過去3年 | 運用開始来 |
+3.4% | +25.7% | +60.3% | +149.1% |
(参考:三菱UFJアセットマネジメント株式会社)
SBIラップの強みは下落相場にあり
短期的なパフォーマンスでは勝つことがあっても、長期的なパフォーマンスでは劣る傾向があるSBIラップですが、パフォーマンスの面では別の良さがあります。それは下落時です。
下記は近年最高の下落率を記録したコロナショック時の下落率を比較したものです。
銘柄 | コロナショック時の最大下落幅 |
---|---|
ROBOPRO | -16.0% |
S&P500 | -44.29% |
オルカン | -41.39% |
S&P500とオルカンが40%以上下落したにも関わらず、ROBOPROは16%程度の下落に抑えることができました。これはAIが事前に下落を察知して、資産配分を守りに変更したためです。
これはAI運用ならではの強みです。
4. SBIラップとNISAおすすめな人は?併用は?
ここまで、SBIラップとNISAについて、同じ積立投資をするためのものでもどのように違うのか、どのような評判があるか解説しました。
- AIを活用してリスクを抑えつつ、安定的なパフォーマンスを期待したい
→SBIラップ AI投資コース - リスクを取りつつ、高いパフォーマンスを期待したい
→NISA(S&P500)
また、SBIラップとNISAを併用する選択肢もありかもしれません。
SBIラップとNISAの併用について
AI投資は下落時に大きく効力を発揮します。
そのための下記のような使い方ができるかもしれません。
- NISAでS&P500やオルカンに投資し、積極的なパフォーマンスを期待しつつ
- SBIラップにも投資を行うことで、将来の下落に備える。
ちなみに、NISAと併用するなら、SBIラップより次に紹介するROBORROの方がおすすめかもしれません。
NISAと併用したいならROBOPROの方がオススメ!
ROBORROは、AI(機械学習)による価格予測を活用して、市場の変化に合わせてポートフォリオ(資産配分)を月ごとにダイナミックに変化させ、リターンの最大化を目指します。
一見SBIラップと変わらない運用手法に思いますが、下記の違いがあります。
項目 | ROBOPRO | SBIラップ(AI投資コース) |
---|---|---|
AIの運用方針 | 攻めのAI運用 | 守りのAI運用 |
AIの寄与度 | 高い | 低い |
リターンへの期待度 | ◎ | ◯ |
リターンの安定性 | ◯ | ◎ |
下落抑制力 | ◎ | ◯ |
投資銘柄数 | 2〜8銘柄(変動) | 8銘柄(固定) |
最低投資金額 | 10万円〜 | 1万円〜 |
- AIの強みを存分に活かして、とにかく高いパフォーマンスを期待したい
→ROBOPRO - AIの強みを活かしつつ、安定性重視で運用したい
→SBIラップ
ROBORROはAI運用を突き詰めた商品設計となっています。そのため、常にどの相場でも好パフォーマンスを作ることを目指しています。
SBIラップでは必ず分散投資をして安定的な運用を目指した上で、AIを活用します。ですので、投資対象となる投資信託を8個が絶対に入っています。
例えば、ROBORROの場合だと、AIが今は2銘柄だけの投資が良いと判断すると、2銘柄にしか投資しません。AIを使ってシャープレシオ(リターンの効率性)を極限まで高めるのがROBORROです。
<ロボプロは金融庁公表のロボアドバイザー実績No.1>
好パフォーマンスと
下落に強い安定的な運用
※サービス概要やキャンペーン条件は
公式サイトで必ずご確認ください。
まとめ:SBIラップとNISAは目的に沿って選ぼう
- AIを活用してリスクを抑えつつ、安定的なパフォーマンスを期待したい
→SBIラップ AI投資コース - リスクを取りつつ、高いパフォーマンスを期待したい
→NISA(S&P500)
投資で最も重要なことは「投資を続けること」で、短期間で大きな利益が上がるわけではありません。
そのため、SBIラップやNISAを利用する際は、
- 自分のライフスタイルで何を優先するのか?
- 毎月の収入から投資に使える金額はいくらか?
など、長期投資をする上での目的に沿った利用方針を決めて、それに合った商品やサービスを選ぶことが大切です。
好パフォーマンスと
下落に強い安定的な運用
※サービス概要やキャンペーン条件は
公式サイトで必ずご確認ください。
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