ファンズに投資したらどうなる?過去ファンド実績や投資先の選び方

ファンズは、利回りが予定されたファンドに出資することで、安定的に固定収入を期待できる投資サービス。

出資先の企業を上場企業及びその関連企業に絞っているためリスクが低く安心感があると評判です。

下記のような方におすすめです。

こんな方におすすめ
  • 銀行預金より高い利回りで堅実に運用したい
  • クラウドファンディング投資を始めたいけどどれから始めたらいいかわからない
  • リスクを取りにくい高齢者(50代〜)の短期的な資産運用手段として活用したい

この記事では、ファンズのファンドに注目し、どれくらいのリターンを期待できるかや、どのようなポイントに注目して投資を行えばいいかについて深掘りしていきます。

目次

当記事は投資に関連する一般的な情報提供を目的としており、取引の勧誘を目的としたものではありません。情報の品質管理に努めておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。金融商品の最新情報は公式サイトにて必ずご確認ください。投資される際はご自身の判断と責任で行っていただきますようお願いいたします。

1. どれくらいのリターンを期待できる?過去ファンドの実績について

Fundsの運用状況
運用総額(累計)81,349,100,000
ファンド数(償還済)490(340)
※13件早期償還
正常償還率100%
平均予定利回り2.19%
平均予定運用期間14ヶ月
2024年12月16日更新

あくまで過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。

過去の全ファンド状況を分析すると、ファンズはおおよそ年率2%以上の利回りを期待することができます。

現在、元本割れ件数は0件であり優秀な運用成果と言えると思います。

また、1件あたりの平均運用期間は14ヶ月程度となっており、一度投資を行うとこの期間は解約ができないために、最低でも2年程度は利用しない余裕資金で投資を行うことが重要です。

2. 過去のファンドの好利回りファンド3選

ファンズの利回りはおおよそ2%となっていますが、過去にはいくつか好利回り案件も出ています。

(1)ノンリコースローン|予定利回り3.7%以上「サニーサイドモール小倉ファンド#1-1」

予定利回り3.80%( 36ヶ月まで )
4.20%( 37ヶ月以降 )

※年率・税引前
予定運用期間約60ヶ月
出資先非上場企業:アジア・パシフィック・ランド・(ジャパン)・リミテッド(日本支店)
募集金額200,000,000円
元本償還方法満期一括
利益配当方式毎四半期
担保・保証担保あり・保証なし
最低成立金額1円
資金用途一般事業資金
優待なし
リコースローン×(ノンリコースローン)

過去募集されたファンドの中でも好利回り案件となっているのがこちらのファンド。

ファンズの平均利回りを大きく上回っていました

この理由としては、出資先が非上場企業+ノンリコースローンという特徴にありました。

ファンズでは出資先企業は一般的に上場企業もしくは上場企業の関連会社となっています。上場企業の倒産率は低く、ファンズのファンドは基本的に出資先企業の全ての資産が返済義務を負うリコースローンとなっているため、高い元本保全性が期待できます。

しかし、当ファンドはそのどちらの条件も満たされていないため、比較的リスクが高い傾向があり、予定リターンも高くなっていました。

マネとも中の人

この案件群以降、ファンズではノンリコースローンの案件は出ておりません。

(2)海外案件|予定利回り3.0%以上「K Cashファンド#1」

予定利回り3.00%
※年率・税引前
予定運用期間約11ヶ月
出資先上場企業K Cash Corporation Limited
※香港証券取引所上場 (2483)
募集金額500,000,000円
元本償還方法満期一括
利益配当方式毎四半期
担保・保証担保あり・保証なし
最低成立金額50,000,000円
資金用途K Cash Corporation Limitedグループの一般事業資金及びケーキャッシュ・クエスターキャピタル株式会社の運営資金
優待なし
リコースローン

当ファンドの特徴は海外の上場企業に直接出資ができたという点。海外の上場企業に対して日本の投資家が直接出資ができる機会は国内でほぼ例がなく、尖った特徴のあるファンドでした。

出資先であるK Cash Corporation Limited香港証券取引所に上場するローンサービスを展開する企業。財務状況をファンズ公式サイトから閲覧することができ、直近の決算(2023年12月度)では黒字でした。

マネとも中の人

海外の上場企業に出資ができるという貴重な機会と好リターンを期待できるファンドでした。運用期間が1年以内の点も良いですね。

(3)国内案件|予定利回り3.0%以上「石垣真栄里ホテルファンド#1」

予定利回り3.00%
※年率・税引前
予定運用期間約35ヶ月
出資先上場企業霞ヶ関キャピタル株式会社
募集金額150,000,000円
元本償還方法満期一括
利益配当方式毎四半期
担保・保証担保なし・保証なし
最低成立金額50,000,000円
資金用途石垣真栄里ホテルプロジェクト投資事業有限責任組合(LPS)が行う合同会社石垣真栄里ホテルプロジェクトへの匿名組合出資に利用
優待あり
リコースローン

国内の上場企業である霞ヶ関キャピタル株式会社に出資ができたファンドです。

運用期間は35ヶ月と長いですが、その分3.0%(※年率・税引前)という好リターンを期待できたファンドです。

マネとも中の人

優待として『石垣真栄里ホテル』で利用できる1室1泊無料宿泊券(抽選)も用意されており、お得感がありました。

3. ファンズでのファンドの選び方

ここまで、ファンズのファンドについてみてきました。過去の実績や好リターンを期待できる案件もありましたが、ファンズは元本保証ではありません

そのため、投資家自身でファンドに対して適切な投資判断を下すことが重要です。

そこでここからはどのように案件を見ていったらいいかを簡単にご紹介します。

ポイント1:前提としてファンドはファンズ株式会社が事前審査している

ファンズで公開されるファンドは事前にファンズ株式会社の厳しい審査を受けています。

主にメガバンク出身者、企業再生コンサルタント、公認会計士など、審査について多様な視点を持つメンバーが担当しています。

マネとも中の人

現在過去の元本割れは0件という点からも優秀な審査が行われていると予測できます。

もちろんファンズ株式会社の審査だけを鵜呑みにしてはいけませんが評価できるポイントです。

ポイント2:出資先企業の財務を確認する

ファンズは、基本的に出資先企業の資産全体が返済義務を負っておるリコースローンで運用されています。そのため重要なのは財務状況です。

具体的には、元本償還のタイミングで出資先企業が倒産していないか、もしくは出資金以上の資金が残っているかを予測します。

シンプルな形では、純資産(企業が保有する資産から負債を差し引いた金額)を見ます。そして、毎年のキャッシュフローの合計額(出ていくお金)を見ます。

「(純資産)-(キャッシュフロー)」が黒字なら翌年も企業は継続できそうと予測できます。

マネとも中の人

資産が多くても、銀行の融資で不動産を大量に買っていたり、設備投資をしているケースなどがあり一概に言えません。

しかし、自分でも財務を見てみたかどうかと言うのは、投資を自責にする点でも重要と考えます。

ポイント3:不安なら低利回り・短期運用がおすすめ

初心者だから財務チェックは難しいという方もいらっしゃると思います。

そんな方には、基本的に低利回り・短期運用の案件がおすすめです。

具体的には利回り2.0%以下、運用期間は12ヶ月以内を目安とすると良いでしょう。

利回りが高いとそれだけ金利が乗っているため、企業の信用力も相対的に低い傾向があります。2.0%以下の利回りなら、相対的に信用力が高い企業である可能性が高いです。

また、ファンズはリコースローンであるため、元本償還のタイミングでその企業が倒産していないか重要です。その点では、短期運用の方が安心ができる傾向にあります。具体的には1年以内程度がオススメです。

マネとも中の人

低利回り・短期運用だからといって安心ではありませんが、相対的にリスクを低減できると感じています。

また、海外案件は為替の影響もありますので、不確実性が高まります。元本保全性は下がりますので初心者にはオススメできません。

4. ファンズのお得な始め方

マネとも中の人

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ファンズのファンドまとめ

ファンズで公開されている過去のファンドについて解説しました。

中には好リターンを期待できる案件もありましたが、ファンズは元本保証ではありません。

そのため、財務状況などを確認して、納得できる投資判断を下すことが大切です。

その際、当記事が参考になれば幸いです。

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