【インタビュー】AI投資 vsインデックス投資!ROBO PROは、なぜ資産形成に有意義と言えるのか?-株式会社FOLIO様

ROBOPROは株式会社FOLIOが提供するAIを運用アルゴリズムに導入したロボアドバイザー。

短期で銘柄を入れ替え、積極的な運用を行ってくれるので、高パフォーマンスが期待できると多くの投資家から人気となっています。

この記事では、そんなROBO PROを提供される株式会社F O L I O様に取材。

ROBO PRO提供に至った想いやAIを利用している場所、過去のパフォーマンスやインデックス投資との違いについてなどについてご解説いただきました。

これからROBO PROを利用しようと考えている方や、現在利用している方にとっても参考になると思いますので、ぜひご覧ください。

取材を引き受けてくださった株式会社FOLIOの椋田氏(左)と廣瀬氏(右)

椋田 浩章
略歴:早稲田大学商学部卒業。1997年から22年間、大手生命保険会社・大手アセットマネジメント会社にて、ファンドマネージャー・アナリストとして運用業務に従事。2019年8月FOLIO入社。金融戦略部部長。

廣瀬 達也
略歴:京都大学理学部数学科卒。2014年、株式会社サイバーエージェントに入社し、エンジニアとしてプロダクト開発に従事。2016年1月、株式会社FOLIOにジョインしエンジニアと投資戦略部を兼任。2020年5月より同社投資一任運用責任者に就任。

目次

当記事は投資に関連する一般的な情報提供を目的としており、取引の勧誘を目的としたものではありません。情報の品質管理に努めておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。金融商品の最新情報は公式サイトにて必ずご確認ください。投資される際はご自身の判断と責任で行っていただきますようお願いいたします。

1. FOLIO ROBO PRO提供の想い

「FOLIO ROBO PRO提供のきっかけを教えてください。どのような新しい価値を投資家に提供できると考えているのでしょうか?」

「まず、弊社では資産運用をバリアフリーに”を会社のミッションとしています。」

「FOLIOでは、資産形成に有用と思える金融商品をあらゆる人に提供することに注力しています。」

「その中で、まず、あらゆる人が、グローバル投資を手軽に始められる環境を作りたかったというのがあります。グローバル投資の必要性は過去30年を見ても明らかです。今後も、人口動態などを踏まえて考えると、その有用性はますますが高まると考えております。」

「そのうえで、AIを適切に活用すると、さらにパフォーマンスが改善することができるという期待から、FOLIO ROBO PRO(ロボプロ。以下「ROBO PRO」)という商品の提供を開始しました。」

<ROBO PROのメインビジュアル>

2. どのような根拠でAIを活用しているのか?

「AI投資と聞くと人によっては、不安感をいただく方も少なくないと思います。FOLIO ROBO PROではどのような根拠ある理論でA Iを活用しているのでしょうか?」

「確かにAIで投資というお話を聞くと「自分の資産をコンピューターにまかせて運用……?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。」

「そんな方には、ぜひROBO PROが資産運用のどこにA Iを活用しているのかを知ってもらいたいと思います。ここを押さえていただくことで、より納得感を持っていただけるのではと思います。」

「それは、ぜひお聞かせ願いたく思います!」

<ROBO PROのAIのポイント一覧>

① AIにどんなことを予測させているのか?
② AIが予測する期間はどのぐらいなのか?
③ AIをどんな風に学習させているのか?
④ 金融分野のAIに強い会社と共同で開発

(1) AIにどんなことを予測させているのか?

「AIにどんなことを予測させるのかが非常に重要です。」

「ROBO PROでは、〇〇会社などの個別銘柄ではなく、米国株式や新興国債券など、グローバルな市場におけるインデックスの価格推移を予測しています。」

「個別株式などの価格予測の場合ですと、会社ごとのニュースや少数の個人規模の投資家の売買による影響などのイレギュラーな因子が含まれる可能性があり、予測の精度が落ちる懸念があります。」

「それに対してインデックスの価格推移はそのような因子が比較的に少なく、より予測を行いやすい傾向にあるため、これをAIで予測させています。

(2)AIが予測する期間はどのぐらいなのか?

「予測する期間も大切で、従来のファイナンス理論を用いたロボアドでは、運用資産に期待するリターンとして年単位での予測を用いていました。」

「しかしROBO PROではAIを活用することで数ヶ月単位での予測を行っており、予測期間を短くすると共にリバランスの頻度を増やすことで、より高い頻度でAIによる予測結果を投資判断に反映しています。」

「ファイナンス理論とAIのいずれにおいても予測は当然外れることもありますが、年に一回の当たり外れではなく、より多くの投資機会を設けることで安定した収益率の改善を目指したいと考えています。」

(3)AIをどんな風に学習させているのか?

「AIにデータを読み込ませ学習させるのですが、大切なのは”どんなデータを学習させるのか?”がポイントです。」

「大本のデータのクオリティが低いとAIが学習した結果も低品質なものになってしまい精度の高い予測はできません。」

「そこで、ROBO PROでは、マーケット予測に有効とされる、プロの投資家もウォッチしている先行指標を40個以上集め、学習させることで、総合的な分析に基づいた予測ができるようになっています。」

(4)金融分野のAIに強い会社と共同で開発

「このROBO PROは、金融の分野でAIの開発に強みを持つAlpaca Japan株式会社と共同で運用資産の価格変動予測モデルを開発しており、クオリティの観点からも自信を持って提供できるAIモデルになっていると自負しております。」

「また、補足しておきたいのは、ROBO PROはAI一辺倒の運用をおこなっているのではありません。」

従来のロボアドで活用されたノーベル賞を受賞した現代ポートフォリオ理論と呼ばれるファイナンス理論を土台としており、その上でAIの予測スコアを理論的に正しい、と言える形で活用しています。」

「というと人の手も入れている箇所もあるということでしょうか?」

「おっしゃる通りです。具体的には投資する資産配分を決めるためには運用資産のリターンやリスク構造の推定、加えて保有比率や回転率制約等の実務的な制約を加味する必要があります。」

「このうちAIの予測スコアが影響を与えているのは運用資産のリターンの部分であり、そこでもBlack-Littermanモデルと呼ばれるファイナンス理論で使われているモデルを利用して理論値による補正を行っています。」

「リターン以外の項目はFOLIOがこれまでのロボアド運用で培った技術を使って現代ポートフォリオ理論をベースに設計され運用されています。」

3. ROBO PROは今後も高パフォーマンスを維持できるのか?

「現在はかなり運用実績が好調となっていますが、FOLIO ROBO PROが今後もパフォーマンスを維持できるという根拠はあるでしょうか?」

「もちろんROBO PROは金融商品ですから、将来のパフォーマンスも好調であると断言はできません。」

「しかし2020年1月15日のリリース以来、様々な局面で結果を残してきたという事実があります。」

「特に今年は3月に発生した、いわゆる「コロナ・ショック」によって、マーケットが大きく変動した激動の一年でした。そんな状況下でもROBO PROは先を読み様々な状況を切り抜けてきました。

「2020年のマーケットは大きく分けて3つの状態がありました。それは、①3月の「コロナ・ショック」による下落局面、②3月中旬〜下旬の底から5月頃にかけての回復局面、③6月から8月にかけての株価がゆるやかに上下した「凪(なぎ)」の局面です。」

※1  FOLIO ROBO PRO運用実績について
・サービス開始当初(2020年1月15日)から2020年8月21日まで、FOLIO ROBO PROサービスに投資していた場合のパフォーマンスです。運用手数料を年率1%(税抜)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。算出は円建てで、資産評価額/当初投資額-1で行なっています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。分配金やリバランス時の譲渡益にかかる税金は考慮していません。
・信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
※2 図の16.0%の差について
・サービス開始日2020年1月15日から2020年8月21日まで、FOLIO ROBO PROサービスに投資していた場合のパフォーマンスの実績+8.69%と、TOPIX(東証株価指数)-7.33%との比較です。
・株式会社FOLIO作成

「この3度の状況でROBO PROは先を読み、株価が下落する前には株の保有比率を下げて債券等の比率を上げたり、景気の回復局面には債券などの保有比率を下げて株や不動産の比率を上げたりしました。」

「また「凪」の局面においては、債券価格が上昇する余地がないと判断し、債券の比率を減らして比較的安全資産と呼ばれる金の比率を上げたりしました。」

「このように、様々な局面で資産比率を変化させたことがよいパフォーマンスの結果につながりました。」

「これは、A Iにより比較的短期での予測が可能になったからこそ実現できたことであり、今後もさまざまな変化が起きるでしょうが、その状況に応じて対応できる可能性が高いと考えています。」

4. インデックス投資と比べたAI投資の優位性とは?

「世間では、インデックス投資が資産運用の主流として流行っています。それだけでも、資産形成は可能ではと考えますが、ここであえて、FOLIO ROBO PROに投資するメリットを教えてください。」

「弊社もインデックス投資に関しては、資産形成に有意義な投資だと考えております。今後も世界経済は成長が期待できるため、グローバル投資の領域でのインデックス運用は今後もそれなりの成果(年率1桁半ば程度)はでると思われます。」

「ただ、それだけでは”もったいない”と考えています。」

「過去において、資産ごとのパフォーマンスをみてみると、年度ごとで差が非常に大きいというのはご存知でしょうか?」

「たとえば、比較的に相場が落ち着いていた2019年においても、最もパフォーマンスが良かった資産は米国株で、1年間で+28%の上昇、最下位は米国債券で+6%とその差は大きなものになっています。」

「また、こうした各資産ごとのパフォーマンスの優劣は、その時によって大きく変わります。」

「常に平均点を取りに行く運用も良いかと思いますが、上手く資産を入れ替えることができれば、大きなパフォーマンスを期待できることになります。」

「そのため、インデックス投資より好パフォーマンスが期待できるとのことから「ROBO PRO」をリリースしました。」

5. これからROBO PROに投資される方へのひとこと

「最後に、これからROBO PROに投資される方へひとことお願いいたします。」

「日本株インデックス(TOPIX)が過去30年間、低調であったことから、日本人の中には、投資や資産運用に消極的な人が多いかもしれません。」

「しかし、資産運用は、長期な視点で続ければ資産形成にとても有用な手段です。」

「海外の人は相場がさがると投資チャンスと思う人が多いそうです。一方、日本人は下落に耐えられず、投資をやめてしまう人も少なくないと聞きます。これでは、長期の資産形成はなかなかうまく行かないと思います。」

ROBO PROを活用していただくことで、長期で資産形成するという気持ちをベースにもちながら、短期の値動きを楽しめるようになってもらえれば、より良い資産形成が実現できると思います。」

「長期の資産形成で大切なことは、①何に投資するか ②長期間続けることができるかという点にあります。」

「この両方の点をうまくサポートできる投資サービスこそ、「ROBO PORO」だと考えています。」

“ROBO PRO”では、AIがその時点で最も適切と思われる資産配分を自動的に更新してくれるため、”投資配分を決める”という煩わしい作業を肩代わりしてくれます。」

「また、ローンチ以降、様々な局面(下落・上昇・凪)で好パフォーマンスを出してきた実績もあり、今後のパフォーマンスにも期待することができます。」

「そして、運用パフォーマンスや投資資産配分の変化を手軽にスマートフォン上などで確認でき、資産運用がぐっと身近になります。」

『面倒な作業の肩代わり』『パフォーマンの最大化を目指す』『気軽につかえる』など、資産形成を長期間続けていくのに、役立つ商品だと思っており、長いご愛顧をお願いします。

「本日は取材を引き受けてくださり、ありがとうございました。」

「こちらこそ、ありがとうございました。」

取材を終えて

AI技術を運用に導入したロボアドバイザー「ROBOPRO」を提供する株式会社F O L I O様に取材をさせていただきました。

A Iを活用すれば、インデックス投資より大きなパフォーマンスを期待できる可能性があるのなら、資産形成の一つの手段として導入するのは非常に有意義だと思いました。

個人的に、今後はA I投資が資産運用でも大きなトレンドになってくると考えています。FOLIO様もインデックス投資だけだともったいないとおっしゃっているように、AI投資が個人の新しい資産形成の手段となってくると予測できます。

現在、R O B O P R Oほど手軽にA I投資ができるサービスはないので、A I投資の入門サービスとして、今後も大きく成長されるのではと思っています。

この取材記事を読んで、気になった方は、ぜひ新しい資産形成の選択肢としてR O B O P R Oをご利用してみてはいかがでしょうか?

FOLIO ROBO PRO

■株式会社FOLIO
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2983号
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