楽ラップとウェルスナビ比較!どっちがおすすめか両方併用投資して検証

「WealthNavi(ウェルスナビ)」や「楽ラップ」など、投資のアドバイスや運用自体を自動で行ってくれるサービス、ロボアドバイザー。

比較的少額からほったらかしで将来のための資産運用を始めることができるため、投資初心者や投資に時間を割けない方から人気です。

しかし、人気ということは知っていても、「WealthNavi」と「楽ラップ」は何が違うのか気になりますよね?

これを踏まえて、下記で選ぶと失敗しにくいと考えます。

おすすめの選び方

<どちらがいいか迷う場合>

ウェルスナビ

<目的別の選び方>

  • 現状の用実績が高い方が良い
    ウェルスナビ
  • 円高にも備えた運用がしたい
    →楽ラップ

この記事では、なぜこう言えるのかについて両方に投資している私が、

  • 両サービスの特徴と比較
  • どちらのサービスがあなたに適しているのか
  • それでも迷った際のオススメの投資方法

を解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

目次

当記事は投資に関連する一般的な情報提供を目的としており、取引の勧誘を目的としたものではありません。実際に投資される際はご自身の判断と責任で行っていただきますようお願いいたします。

1. ウェルスナビ・楽ラップとは【基本情報】

前提として、どちらのロボアドバイザーも将来の資産形成に役立つことは間違いありません。

なぜなら、どちらも資産形成のための資産運用を行うサービスだからです。

この前提を踏まえて、まずは両者の概要を簡単に見ていきましょう!

ウェルスナビとは

ウェルスナビの特徴まとめ
  • 投資の知識不要!全自動のおまかせ投資サービス
  • 個人に最適なリスクで安定的な資産運用ができる
  • 2年以上の利用者の94%がプラスの運用実績(2024年6月末時点)
  • マネとも中の人も実際に6年以上積立投資して+73.80%の運用実績(2024年9月3日更新)

投資する際、時間や手間のかかる「資産運用方針の決定・銘柄の選定・売買・メンテナンス」をすべて自動でしてくれるので、忙しい人でもほったらかしで将来のための資産運用を始められます

また、数あるロボアドバイザーの中でも預かり資産残高1.2兆円(※1)かつ運用者数39万人以上(※2)、それぞれロボアドバイザーNo.1(※3)でもあります。

※1 2024年5月10日時点
※2 2024年3月31日時点の運用者数
※3 一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2024年3月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 ウエルスアドバイザー社調べ(2024年6月時点)

マネとも中の人

NISA制度にも対応。ウェルスナビでNISA口座を開設することで、利益に対する税金課税なし(非課税)で運用することができます。

【ウェルスナビ概要】

企業名ウェルスナビ株式会社
※東証グロース市場上場企業(7342)
サービス開始日2016/7
投資するファンド約8種類
預かり資産手数料
1.1%
(現金部分を除く、年率、税込)
投資商品の手数料年率0.08〜0.13%
※ETFの信託報酬
手数料割引
50万円~200万円未満:6か月毎に-0.01%
※200万円以上 :6か月毎に-0.02%
(年率,税込)
最低投資金額1万円
最低積立金額1万円〜
NISA対応
入金手数料クイック入金対応の場合無料
<クイック入金対応銀行>
・三井住友銀行
・みずほ銀行
・三菱UFJ銀行
・住信SBIネット銀行
・ソニー銀行
・イオン銀行
・auじぶん銀行
出金手数料無料
確定申告の有無不要(源泉徴収ありの特定口座の場合)
スマホアプリあり(iOS/Android)
2024年9月更新

楽ラップとは

楽ラップ は、楽天証券が提供するおまかせ投資サービス(ロボアドバイザー)です。

楽ラップの特徴
  • 投資に関する知識不要安定的な資産運用をおまかせできる
  • 楽天証券の口座を開設していたらすぐに始められる
  • 為替ヘッジを行っているため、円高時に対一般的なロボアドバイザー比でパフォーマンスが良好になる傾向がある
  • 下落を抑制する機能(DRC:下落ショック軽減機能)がある
    (※)DRCがない運用コースもあります。
  • 手数料コースを2パターンから選べる

最低投資金額が1万円に設定されているため、少額で気軽に投資を始められるのもメリットです。

<楽ラップの概要>

運営会社楽天証券株式会社
運用可能金額最低1万円〜
運用手数料①年率0.715%+信託報酬
②年率0.605%+成果報酬5.5%+信託報酬
自動積立金額最低1万円〜以後1円単位で変更可能
確定申告不要(源泉徴収ありの特定口座の場合)

2. 【2024年最新】ウェルスナビと楽ラップの運用実績を比較

公式サイト掲載の運用実績データを比較するとウェルスナビの方が好リターンな傾向にあります。

あくまで傾向であり、運用成果は各ロボアドバイザーの診断結果で提示される資産配分によって変わります。

ロボアドバイザー全10社の実績比較表を表示する

スクロールできます
サービス名過去6ヶ月過去1年過去3年過去5年サービス開始来
ウェルスナビ16.38%〜40.42%26%
〜61.82%
45.07%〜87.31%67.78%〜138.53%76.73%〜164.19%
ROBOPRO12.57%25.10%45.54%-84.80%
Wealth Wing15%程度20〜30%程度70〜90%程度-78.10%〜104.35%
THEO11.81%〜23.45%17.97%〜31.17%31.54%〜47.50%42.49%〜76.75%48.96%〜108.17%
楽ラップ3.64%〜12.72%5.65%〜21.40%1.40%〜28.70%16.34%〜72.76%25.79%〜121.75%
ON CONPASS1.26%〜18.63%0.94%〜31.32%-2.07%〜51.71%3.02%〜106.18%-2.03%〜133.25%
SUSTEN-1.88〜15.94%-3.87〜25.22%-18.36〜27.66%--22.07〜50.58%
SBIラップ AI投資コース12.70%23.02%--27.18%
SBIラップ 匠の運用コース9.20%---11.54%
らくらく投資5.63%〜35.16%5.17%〜22.38%-0.92%〜11.05%-調査中
※2024年6月末時点
備考

各公式サイトに掲載されている、ウェルスナビ運用パターン5通り、ROBOPRO運用パターン1通り、THEO運用パターン231通り、WealthWing運用パターン8通り、楽ラップ運用パターン9通り、ON CONPASS運用パターン8通り、SUSTEN運用パターン36通り、らくらく投資運用パターン5通りから最高値、最低値を引用して集計。

あくまで過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。

加えて、弊サイトでは実際にウェルスナビと楽ラップ双方で資産運用を行っているので、その投資実績を公開します。

ウェルスナビのみ積立投資を実践しているので、単純な実績比較としては参考になりにくいですが、実際の値動きの推移を閲覧できるため”投資後のイメージ”として参考にしてください。

※あくまで過去の運用実績なので、将来の運用を保証する訳ではありません。

ウェルスナビに6年投資してみた運用実績(2024年9月3日更新)

私は2017年11月に10万円からウェルスナビで投資を始めました。

毎月1万円(最初のうちは毎月2万円)を積立投資しています。

現在の投資元本(112万円)に対する運用実績は+73.80%(82万円以上の利益)

<私の現在の運用実績>

現在の資産配分(投資銘柄一覧)を表示する

<私の過去の実績推移表>

スクロールできます
2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度
1月末56.74%34.57%34.56%18.04%8.50%-2.96%3.13%
2月末65.12%35.70%32.21%21.70%0.17%1.07%-0.06%
3月末71.41%34.76%38.81%28.40%-12.16%1.10%-3.96%
4月末74.02%39.41%41.54%31.24%-4.62%4.21%0.01%
5月末77.96%40.13%35.74%34.19%-0.64%-3.14%0.01%
6月末82.18%49.18%33.65%34.85%2.21%1.55%-0.01%
7月末76.03%52.98%36.46%33.62%5.18%1.76%2.78%
8月末72.76%51.32%35.83%35.83%9.93%-1.11%2.78%
9月末運用中47.80%28.48%31.77%6.08%1.18%3.21%
10月末45.45%37.11%39.69%3.30%5.11%-4.60%
11月末52.66%39.68%36.31%13.10%6.71%-1.62%1.29%
12月末52.61%26.93%40.44%16.89%8.26%-9.60%2.91%

私の実績推移まとめ
  • 運用開始から3年(36ヶ月)以内で、月末実績がマイナスだったのは12回あった
  • 運用開始から3年目以降は元本割れなし
  • 結果として年率平均利回り約12%以上

当情報は個人的な運用成果であり、運用コースごと(ウェルスナビには5通りの運用コースがあります)に運用成果が変わります。また、過去の実績であり将来の運用成果を保証するものではありません。

マネとも中の人

一時的な損失はありましたが、続けることで、大損や失敗することなく好調な運用パフォーマンスとなっています。

ウェルスナビの診断結果、リスク許容度5」が提案されました。

リスクを取りつつ、高いリターンを期待する運用方針です。こちらに投資しています。

楽ラップに2年投資してみた運用実績(2024年9月3日更新)

私は2021年9月に楽ラップに1万円を投資を始めました。積立投資はしていません。

現在、投資元本1万円に対して運用実績は2.24%です。

<私の現在の運用実績>

<私の過去の実績推移表>

スクロールできます
2024年度2023年度2022年度2021年度
1月末-2.25%-6.50%-2.27%
2月末データ不足-7.85%データ不足
3月末1.11%-6.47%-2.22%
4月末-0.35%-6.02%-3.67%
5月末0.57%-4.46%データ不足
6月末2.83%12.7%データ不足
7月末-0.45%-4.67%データ不足
8月末2.24%-4.56%-4.99%
9月末運用中-6.63%データ不足-0.99%
10月末-7.40%データ不足0.85%
11月末-4.48%-6.77%データ不足
12月末-3.23%-8.59%1.59%

※情報を収集できていなかった時期は「データ不足」と記載しています。

私の実績推移まとめ
  • 運用開始から3年程度マイナスが続いていた
    不調の大きな要因は円安
  • 2024年4月になってプラスの成績に戻った

当情報は個人的な運用成果であり、運用コースごと(楽ラップには9通りの運用コースがあります)に運用成果が変わります。また、過去の実績であり将来の運用成果を保証するものではありません。

マネとも中の人

楽ラップが不調な理由は円安の影響を受けているからです。

楽ラップは為替ヘッジを行っています

今後、円高になることがあれば楽ラップの強みが生きてくる可能性があります。

為替ヘッジとは

為替の影響を加味して、資産の円とドルなどの外貨の運用比率を調整する運用手法。円高になっても資産の減りが少なくなる傾向があるが、円安の場合相対的に目減りしてしまう傾向にある。

楽ラップの投資銘柄と為替ヘッジ銘柄を見る
  • ステート・ストリート日本株式インデックス・オープン
  • たわらノーロード 国内株式<ラップ専用>
  • ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープ
  • たわらノーロード 先進国株式(為替ヘッジなし) <ラップ専用>
  • ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープン(為替ヘッジあり
  • たわらノーロード 先進国株式(為替ヘッジあり) <ラップ専用>
  • ステート・ストリート新興国株式インデックス・オープン
  • たわらノーロード 新興国株式<ラップ向け>
  • たわらノーロード 新興国株式<ラップ専用>
  • ステート・ストリート日本債券インデックス・オープン
  • たわらノーロード 国内債券<ラップ専用>
  • ステート・ストリート先進国債券インデックス・オープン
  • たわらノーロード 外国債券(為替ヘッジなし) <ラップ専用>
  • ステート・ストリート米国社債インデックス・オープン2
  • ステート・ストリート先進国債券インデックス・オープン (為替ヘッジあり)
  • たわらノーロード 外国債券(為替ヘッジあり) <ラップ専用>
  • ステート・ストリート米国社債インデックス・オープン (為替ヘッジあり)
  • 楽天・米国社債1-5年インデックス(為替ヘッジ) ファンド(ラップ向け)
  • 楽天・米国社債5-10年インデックス(為替ヘッジ) ファンド(ラップ向け)
  • 楽天・USハイイールド社債インデックス(為替ヘッジ あり)ファンド(ラップ向け)
  • ステート・ストリート新興国債券インデックス・オープン
  • たわらノーロード <ラップ専用> たわらノーロード たわらノーロード たわらノーロード
  • 新興国現地通貨建債券
  • 国内リート<ラップ専用> 先進国リート<ラップ向け> 先進国リート(為替ヘッジなし)<ラップ専用>

楽ラップの診断結果、やや積極型-DRCあり(運用コース番号:1000700)」が提案されました。

資産の保全を図りつつ、攻めたい方向けの運用コースです。こちらに投資しています。

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※サービス内容やキャンペーン条件は
公式サイトで必ずご確認ください。

下落に強い!安定性重視なら「ROBOPRO(ロボプロ)」がおすすめ

ROBOPROの特徴まとめ
  • AIを活用し、相場に合わせて資産配分を臨機応変に変更
  • あらゆる相場に対応しながら、積極的にパフォーマンスを取りに行く
  • 相場の下落局面にも強い傾向があり、安定的な資産運用を期待できる
  • 金融庁公表!2022年末までのロボアドバイザー運用実績No.1
  • 2020年1月15日から2024年6月末までの運用実績+90.74%(年率約14%)
  • マネとも中の人も4年以上積立投資して+37.4%の運用実績(2024年9月3日更新)

中の人の運用実績(2024年9月3日更新)を表示する

下記は、ROBOPROと一般的なロボアドバイザー(ウェルスナビなど)の違いを簡潔にまとめた表です。

スクロールできます
ROBOPRO一般的なロボアドバイザー
AIの活用
リターンへの期待度
下落相場への対応
ROBOPROと一般的なロボアドバイザーの比較

ROBOPROとウェルスナビの比較については下記記事をご参照ください。

あらゆる相場に対応しながら
積極的にパフォーマンスを取りに行く

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3. ウェルスナビと楽ラップの違いを徹底比較

ここまで、ウェルスナビと楽ラップ両サービスの特徴がわかる比較表を作成しました。

ウェルスナビ楽ラップ
運用手法インデックス運用(為替ヘッジなし)
インデックス運用(為替ヘッジあり)
投資対象商品外ETF(8銘柄)投資信託(18銘柄)
最低投資金額1万円
基本手数料(税込)1.1%①年率0.715%
②年率0.605%+成果報酬5.5%
金融商品の手数料0.08〜0.13%程度最大0.255%
手数料割引長期割(最大10%OFF)なし
自動積立機能あり:支払い回数カスタム可あり:支払い回数は月1回のみ
運用パターン5通り9通り
税金の最適化機能あり:DeTAXなし
ポートフォリオのリバランス頻度原則として半年に1回3ヵ月ごと
NISA対応×

ここからは、ウェルスナビと楽ラップに大きな違いがある下記項目に注目して比較していきます。

  1. 運用手法
  2. 手数料(手数料割引込)
  3. 税負担を自動で最適化する機能

この中でも特に重要な違いは運用手法と運用パターンにあります。

1. 運用手法

ウェルスナビと楽ラップの運用手法に大きな違いはありません。

どちらも現在ポートフォリオ理論と呼ばれるノーベル賞受賞の伝統的金融工学をベースとしたインデックス運用を行っており、年間3〜4%程度の世界経済成長率から恩恵の果実を受け取れるように運用されます。

唯一の違いは、組入銘柄内で為替ヘッジを行っているかどうかです。

  • ウェルスナビ・・・インデックス運用+為替ヘッジなし
  • 楽ラップ・・・インデックス運用+為替ヘッジあり

下記はウェルスナビと楽ラップの投資銘柄の違いです。ウェルスナビはシンプルな銘柄選定を行っているのに対して、楽ラップは為替ヘッジありとなしを組み合わせて運用していることがわかります。

<ウェルスナビの投資銘柄>

※ウェルスナビは下記銘柄を組み合わせて運用されています。

  • VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
  • VEA(バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF)
  • VWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)
  • AGG(iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF)
  • TIP(iシェアーズ 米国物価連動国債 ETF)
  • IYR(iシェアーズ 米国不動産 ETF)
  • IAU(iシェアーズ ゴールド・トラスト)/GLD(SPDRゴールド・シェア)

<楽ラップの投資銘柄>

※楽ラップは下記銘柄を組み合わせて運用されています。

  • ステート・ストリート日本株式インデックス・オープン
  • たわらノーロード 国内株式<ラップ専用>
  • ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープ
  • たわらノーロード 先進国株式(為替ヘッジなし) <ラップ専用>
  • ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープン(為替ヘッジあり
  • たわらノーロード 先進国株式(為替ヘッジあり) <ラップ専用>
  • ステート・ストリート新興国株式インデックス・オープン
  • たわらノーロード 新興国株式<ラップ向け>
  • たわらノーロード 新興国株式<ラップ専用>
  • ステート・ストリート日本債券インデックス・オープン
  • たわらノーロード 国内債券<ラップ専用>
  • ステート・ストリート先進国債券インデックス・オープン
  • たわらノーロード 外国債券(為替ヘッジなし) <ラップ専用>
  • ステート・ストリート米国社債インデックス・オープン2
  • ステート・ストリート先進国債券インデックス・オープン (為替ヘッジあり)
  • たわらノーロード 外国債券(為替ヘッジあり) <ラップ専用>
  • ステート・ストリート米国社債インデックス・オープン (為替ヘッジあり)
  • 楽天・米国社債1-5年インデックス(為替ヘッジ) ファンド(ラップ向け)
  • 楽天・米国社債5-10年インデックス(為替ヘッジ) ファンド(ラップ向け)
  • 楽天・USハイイールド社債インデックス(為替ヘッジ あり)ファンド(ラップ向け)
  • ステート・ストリート新興国債券インデックス・オープン
  • たわらノーロード <ラップ専用> たわらノーロード たわらノーロード たわらノーロード
  • 新興国現地通貨建債券
  • 国内リート<ラップ専用> 先進国リート<ラップ向け> 先進国リート(為替ヘッジなし)<ラップ専用>

為替ヘッジの強みは、運用成果に対する為替相場の影響を最小限にできる点にあります。

一般的に為替ヘッジを行っていない場合、円で見ると+100%の運用パフォーマンスであったのに、ドルで見ると+50%の運用パフォーマンスであったりと、円建てとドル建ての運用成果は変わるのが特徴です。

一方で、為替ヘッジを行うことで、例えば円建てのパフォーマンス+75%、ドル建てのパフォーマンス+75%と同じくらいにすることが可能です。

為替ヘッジを行うべきかどうについては議論があるものの、一般的に円高の際に強みを発揮します。

円高の際は、円の価値がどんどんあがっていくために、円建ての運用パフォーマンスはどんどん下がっていきます。そこで為替ヘッジを行っているとこの影響を軽減することが可能です。

しかし、円安の場合、為替ヘッジが円建ての運用パフォーマンスを阻害する要因になります。楽天ラップの運用成績が近年不調なのは、ここ近年日本円が急激な円安となっているからです。

マネとも中の人

ただ、個人的には為替ヘッジはいらないのではと思う側面もあります。

一般的に、円高になれば円の資産は減っていますが、実質的に円の価値が高まり円が強くなっています。一方で、円安になれば円の資産は増えますが、円が相対貧乏になっています。

つまり、円安になろうが円高になろうが、どちらもプラスとマイナスの側面があります。

また、為替相場の影響は、定期的な積立投資で分散できるため、為替ヘッジありの商品に投資するより、コツコツ積立投資を行った方が良いという考えもあります。

あくまで個人的な考えであり、将来の運用成果を保証するものではありません。

2. 手数料(手数料割引込)

手数料は軽視できないポイントです。わずかな差でも、長期利用を考えるとリターンの面に大きく関わってくるからです。

ロボアドバイザーの手数料は投資一任手数料+運用商品の手数料です。

ウェルスナビと楽ラップは基本手数料に大きな違いがあります。

ウェルスナビの基本手数料・・・預かり資産の1.1%(年率・税込)

楽ラップの基本手数料には2つの手数料コースがあります。

  1. 年率0.715%
  2. 年率0.605%+成果報酬5.5%

基本手数料だけで見ると楽ラップがお得ですが、投資する金融商品の手数料(信託報酬)がウェルスナビは0.08〜0.13%程度に対して、楽ラップは最高0.255%と高めです。

また、ウェルスナビには最大で手数料がマイナス0.11%(税込)となる、長期割もあります。

このため、トータル手数料に大きな違いはなくどちらが良いとは言いにくいです

3. 税負担を自動で最適化する機能

投資で利益を上げた場合、避けては通れないのが税金の支払いです。税金の負担は誰もが気になるところですが、ロボアドバイザーには税金の最適化機能が備わっています。

ウェルスナビにはそれぞれ、税金の負担額が一定を超えた場合、翌年以降に繰り越される「DeTAX」があります。楽ラップにこの機能はありません。

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公式サイトで必ずご確認ください。

4. ウェルスナビと楽ラップの併用はあり?

不要と考えています。

これには色々な考え方があると思います。

ウェルスナビと楽ラップは運用手法は同じですが、為替ヘッジの側面で違いがあります。そのため円安に備えてウェルスナビ、円高に備えて楽ラップをやっておくという併用方法はありかもしれません。

しかし、どちらもリスクに対してリターンを最適化するロボアドバイザーであるために運用が似る傾向にあります。

それよりも、全くアプローチの違う運用手法をとるロボアドバイザーを併用する方が、分散という考え方的に良いと考えます。

おすすめなのはROBOPRO(ロボプロ)という、AIの将来予測を活用し相場に合わせて臨機応変に資産配分を変える運用を行うロボアドバイザーです。

ROBOPROの特徴まとめ
  • AIを活用し、相場に合わせて資産配分を臨機応変に変更
  • あらゆる相場に対応しながら、積極的にパフォーマンスを取りに行く
  • 相場の下落局面にも強い傾向があり、安定的な資産運用を期待できる
  • 金融庁公表!2022年末までのロボアドバイザー運用実績No.1
  • 2020年1月15日から2024年6月末までの運用実績+90.74%(年率約14%)
  • マネとも中の人も4年以上積立投資して+37.4%の運用実績(2024年9月3日更新)

通常のロボアドバイザーは投資している商品の比率自体はそれほど大きく変わらないのに対して、ROBOPROでは、その比率が毎月大きく変わるのが特徴です。

ウェルスナビとの比較および併用した実績ついては下記記事を参考にしてみてください。

あらゆる相場に対応しながら
積極的にパフォーマンスを取りに行く

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ウェルスナビと楽ラップ比較まとめ

ウェルスナビと楽ラップの大きな違いをまとめると下記のようになります。

違いまとめ
  • 現在の運用実績はウェルスナビの方が優秀
  • ウェルスナビと楽ラップは運用手法は同じだが、為替ヘッジで違いがある
  • 手数料は同じくらい
  • ウェルスナビはNISA口座でも運用できる
  • ウェルスナビには税金の最適化機能がある
  • 楽ラップには下落抑制機能がある

以上のようになりました。

これらを踏まえて下記のように選ぶのがオススメです。

おすすめの選び方

<どちらがいいか迷う場合>

ウェルスナビ

<目的別の選び方>

  • 現状の用実績が高い方が良い
    ウェルスナビ
  • 円高にも備えた運用がしたい
    →楽ラップ

この記事が参考になりましたら幸いです。

・ウェルスナビのお得な始め方

ここからの口座開設で
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公式サイトで必ずご確認ください。

ウェルスナビとの併用でおすすめ

あらゆる相場に対応しながら
積極的にパフォーマンスを取りに行く

※サービス概要やキャンペーン条件は
公式サイトで必ずご確認ください。

免責事項

本サイトにおける記事及び情報の掲載は、投資に関連する一般的な情報提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品の取引の勧誘を目的としたものではありません。情報の掲載にあたっては品質管理に努めておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。金融商品及びサービスの最新の情報は公式サイトにて必ずご確認ください。金融商品取引を行う際は、お取引先の金融商品取引業者等より交付される契約締結前交付書面等の書面の内容をしっかりお読みいただき、商品の特徴やリスク、取引の仕組み、手数料等を十分にご理解いただいたうえで、ご自身の判断と責任にて行っていただきますようお願いいたします。

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