証券会社大手「野村證券」でNISAはオススメできるのか?と気になっていますね。
野村證券と聞くと、昔は証券マンが顧客本位でない営業をしてきたりと、大手で安心感はピカイチだけどどこか不安もありますよね。
また、昔野村證券の証券口座を作ったけど、放置したままで、最近NISAがいいよって聞いたらから、調べているという方もいらっしゃるかもしれませんね、
この記事では、そんな野村證券でNISAを利用するメリットやデメリットについてわかりやすく解説していきます。
この記事を最後まで読めば、野村證券でNISAを利用すべきか的確に検討できますので、ぜひ参考にしてください。
1. 野村證券のNISAの概要
野村證券のNISAの概要
運営会社 | 野村證券株式会社 |
---|---|
登録番号 | 関東財務局長(金商)第142号 |
NISAの口座開設数 | 175万口座 ※2020年9月現在 |
口座管理手数料 | 無料 |
最低投資金額 | 1,000円 以後1,000円単位で積立可能 |
取扱銘柄数 | 19本 ※インデックスファンド17本、アクティブファンド2本 |
積立頻度 | 毎月 |
銀行引き落とし | 全国の銀行に対応 |
野村證券は、野村ホールディングス傘下の子会社で、全国に実店舗を持つ大手証券会社。
顧客からの預かり資産は110兆円以上(2020年9月現在)、NISAの口座解説数も175万口座(2020年9月現在)とかなりの数です。
HDI-Japanが提供するサポートサービスの格付け調査で最高評価の三つ星獲得に加え、五つ星認証プログラムの基準をクリアしと、高いユーザー満足度を誇っています。
2. 野村證券でNISAをするメリット
野村證券でNISAをオススメするのは下記の理由があるからです。
- 野村スリーゼロ先進国株式投信に投資できる!
- 野村ブランドの実績がすごいから安心できる
- 実店舗もあるからサポート体制がバッチリ!
(1)野村スリーゼロ先進国株式投信に投資できる!
野村スリーゼロ先進国株式投信は、野村證券のNISAだけで投資できる限定銘柄です。
どのような投資を行う銘柄かと言いますと、ざっくり日本以外の全世界に投資する銘柄です。
具体的には、先進国株式指数(MSCI-KOKUSAI指数(円換算ベース・為替ヘッジなし))をベンチマークとするインデックスファンドです。
最大の特徴は、コストがゼロな点です。
※2030年12月31日まで
投資信託のコストには、
- 購入手数料
- 信託報酬
- 信託財産留保額(解約手数料)
がありますが、野村スリーゼロ先進国株式投信なら全てゼロです。
野村證券による動画説明もあります↓
(2)安心の野村ブランド!
まだ前例はないですが、運用中に証券会社が倒産してしまった場合は、投資中の金融商品の移管手続きが必要だったりとめんどくさい作業が発生することもあるかもしれません。
野村證券は、口座数は500万以上、顧客資産残高は110兆円以上となっています。
ここまでの実績を持つ証券会社他にはなく安心感があります。
(3)実店舗もあるからサポート体制がバッチリ!
野村の強みとしては、実店舗で実際に相談できるという点が挙げられます。
例えば、ネット等で情報を調べてみて、わからないことや相談したいことがあれば実店舗でサポートしてくれます。
ネットの情報も最近ではかなり充実していますが、まだ対面の方が安心できるという方もいらっしゃると思いますので、そういう方にとってはメリットですね。
3. 野村證券でNISAをするデメリット/注意点
ここまで、野村證券でNISAを利用するメリットについて解説してきましたが、注意点もあります。
それは下記の点です。
- 野村スリーゼロ先進国株式投信のコストゼロは2030年12月31日まで
- 選べる銘柄数が少ない
- 野村スリーゼロ先進国株式投信以外に特徴的な銘柄がない
注意点1. 野村スリーゼロ先進国株式投信のコストゼロは2030年12月31日まで
野村スリーゼロ先進国株式投信は大変素晴らしい投資信託ですが、コストがゼロの期間は2020年12月31日までと決まっております。
2031年1月1日以降の信託報酬率は0.11%(税抜0.10%)以内となります。
NISAの非課税期間は20年ですから、すべての期間をコストゼロで運用できるわけではないので注意です。
ただ、2031年1月1日以降の0.11%というコストは、業界でも最安水準です。
例えば、似たような銘柄としては下記が挙げられます。
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
→信託報酬:0.1144%以内 - 三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド
→信託報酬:0.275%
特にeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) は最低水準のコストですが、野村スリーゼロ先進国株式投信の方が微妙に安くなっております。
注意点2. 選べる銘柄数が少ない
野村證券は投資銘柄と厳選しているため、銘柄数が19と非常に少ないです。
確かにバリエーションは少ないのですが、オーソドックスな銘柄を厳選している印象があります。
ただ、これ以外の銘柄に投資したい場合は、他の証券会社の方が良いかもしれませんね。
注意点3. 野村スリーゼロ先進国株式投信以外は特徴的な銘柄がない
そもそも、野村スリーゼロ先進国株式投信以外に、特徴的な銘柄が特にない点があります。
野村スリーゼロ先進国株式投信以外も決して悪くはないのですが、例えばeMAXIS Slimシリーズと呼ばれる投資信託は、ほぼ同じ期待値でコストが半分ほど(0.11%〜)となります。
このため、自分でいろいろな銘柄から最強のポートフォリオを組みたいんだ!という人には適していないかもしれません。
4. 野村證券でNISAでおすすめの銘柄
野村證券の銘柄は下記の通り19と非常にシンプルなので選びやすくなっております。
- 野村スリーゼロ先進国株式投信
- 野村つみたて外国株投信
- 野村つみたて日本株投信
- 野村6資産均等バランス
- 野村8資産均等バランス
- はじめてのNISA・日本株式インデックス(日経225)
愛称:Funds-i Basic 日本株式(日経225) - はじめてのNISA・日本株式インデックス(TOPIX)
愛称:Funds-i Basic 日本株式(TOPIX) - はじめてのNISA・米国株式インデックス(S&P500)
愛称:Funds-i Basic 米国株式(S&P500) - はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)
愛称:Funds-i Basic 全世界株式(オール・カントリー) - はじめてのNISA・新興国株式インデックス
愛称:Funds-i Basic 新興国株式 - eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- ひふみプラス
- コモンズ30ファンド
この中でおすすめの銘柄はズバリ下記になります。
野村スリーゼロ先進国株式投信
野村スリーゼロ先進国株式投信に関してはここまでたくさん解説してきたのでお分かりだと思いますが、コストがゼロなので大変おすすめです。
これ以上の理由はないと思います。投資対象も日本を除く全世界なので、直実な資産形成が望めます。
NISAをお任せしたいなら「おまかせNISA」
おまかせNISAは、NISA制度のメリットを活用しながら、長期的な資産形成を全自動でお任せできる資産運用サービスです。
言わば、NISAを全自動でお任せできます。
野村證券のNISAではいくつかの銘柄を選択できますが、正直どの銘柄を選んだらいいのか心配な方もいらっしゃると思います。おまかせNISAは、そんな方におすすめです。
おまかせNISA | 野村證券のNISA | |
始めやすさ | 全自動 | × 自分で選択 |
手数料 | 年率0.693〜0.737%(税込) ※2024年度から |
なし |
おまかせの詳細については下記記事をご参照ください。
5. 口コミ評判から分かったオススメな人
野村證券のNISAについて、ネットの口コミ評判を徹底リサーチし、そこからどのような人にオススメなのかを考えてみました。
具体的には下記の傾向の意見が非常に多かった印象です。
- 手数料は全体的に落ちてきてたとはいえ、ゼロの投資信託はすごい。
- 野村スリーゼロはいい銘柄だけど、あまり良さすぎて裏に何かあるのではと思ってしまう。
- eMaxisシリーズより安い投資信託があるなんて!
- 手数料をゼロにしたら、証券会社は儲かるの?大丈夫?
やはり、スリーゼロに対するインパクトがすごく、信託報酬ゼロなんて信じられない!という意見が非常に多かったです。
ですが、実際に2030年まではゼロですし、これを利用しない手はないと思います。
これからの口コミ評判も踏まえて、具体的には下記のような方にオススメです。
- コストゼロでNISAを利用したい方
- 実店舗でも相談してみたい方
とにかく、コストを抑えたいのなら、野村スリーゼロ先進国株式投信がオススメです。
これ一本でもしっかり資産形成できるようになっているような銘柄だと思います。
また、野村證券の強みと言えば、実店舗があることです。
人に相談してみたいという方にも適しているでしょう。
まとめ
野村證券でNISAはオススメできるのか?という題材のもとご説明してきましたら。
コストゼロの投資信託、野村スリーゼロ先進国株式投信に投資ができる点にメリットを感じる方におすすめできます。
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