ウェスナビにはリスク許容度1〜5までの診断結果があります。どのリスク許容度で投資を行えばいいのかお困り中でしょうか?
また、そもそもリスク許容度とは何なのか気になっている方もいらっしゃるかもしれませんね。
結論から言いますと、診断結果のリスク許容度があなたに一番適しているので、その設定のままウェルスナビを契約した方がいいでしょう。
この記事では、ウェルスナビのリスク許容度について徹底解説。リスク許容度ごとの運用実績や変更方法も解説します。
この記事を読めば、納得してリスク許容度の選択ができます。
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1. リスク許容度とは?
そもそもリスク許容度とは何なのでしょうか?
ウェルスナビ公式サイトには、以下のように書かれています。
投資において「リスク」とは「不確実性」という意味で使用されます。リスク許容度とは、中長期的な資産形成を目指すにあたり、どの程度の不確実性を受け入れるかを示したものです。(引用:ウェルスナビ公式)
分かりやすく解説しますと「あなたはどのくらいの損失なら耐えられますか?」ということです。
例えば100万円を投資していて、1日で50万円まで減ってしまったとしましょう。このとき、あなたはこの状況に耐えられますか?
もし耐えられないのでしたら、これはリスク許容度を超えていると言えます。
つまり、ウェルスナビのリスク許容度診断は「どのくらいの損失までなら投資を継続できるのか?」ということを投資家に聞いているのです。
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1-1. なぜリスク許容度の診断を行うのか?
「リスク許容度の意味は理解できたけど、そもそもなんでこの診断を行うの?」と疑問に思ったかもしれませんね。
結論から言いますと、リスク許容度の診断を行わないと長期投資を実践できないからです。
投資を成功させる秘訣は「長期投資を行う」ことです。
以下の図をご覧ください。
上記はウェルスナビ公式サイトで公開されている「1992年1月に100万円を投資し、その後毎月3万円ずつを国際分散投資で積み立てていった場合」のシミュレーション結果です。
一時はリーマンショックやチャイナショックなどの金融危機もありました。しかし、影響は一時的なもので、最終的には元の水準に回復します。加えて、グラフは右肩上がりです。
つまり、長期投資さえ行えば、市場は伸びるので高確率で利益を出すことができるのです。
しかし、大多数の投資家が、この長期投資を実践することができません。
1-2. なぜ長期投資を実践できないのか?
理由は明白です。リスク許容度を超えた投資を行うと、価格が下落しているときに売ってしまうからです。
例えば、リーマンショックのような金融危機が訪れ、100万円の投資金が50万円まで急落したとしましょう。
リスク許容度を超えていると、この時点で怖くなって売ってしまうのです。
売ってしまったら、その時点で長期投資はストップ。資産が減った状態で利確になるので、結果損失となります。
そのため、どの程度まで値下がりに耐えられるかを確認しておかなければ、長期投資を継続できなくなるのです。
よって、リスク許容度の診断は絶対に行わなければなりません。
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2. 各リスク許容度ごとに運用実績を比較
ウェルスナビではリスク許容度診断の際に、過去の運用実績のシミュレーション結果を見ることができます。
ウェルスナビには5つの運用コース(リスク許容度1〜5)があり、下記表はそれぞれの運用コースごとの過去の運用成績です。リスク許容度が低いほど、安定性を重視した運用を行う方針です。
<ウェルスナビのリスク許容度1-5における過去の利回り>
(2016年1月19日-2024年10月末)
運用コース | 過去6ヶ月 | 過去1年 | 過去3年 | 過去5年 | 運用開始来 |
---|---|---|---|---|---|
リスク許容度1 | 5.0 | 18.8 | 32.0 | 61.9 | 83.7 |
リスク許容度2 | 5.7 | 23.8 | 38.8 | 77.9 | 115.7 |
リスク許容度3 | 6.6 | 28.7 | 44.4 | 91.6 | 142.5 |
リスク許容度4 | 7.2 | 32.5 | 49.1 | 104.7 | 169.4 |
リスク許容度5 | 6.9 | 32.9 | 47.8 | 105.8 | 177.5 |
参考データ
データで見るウェルスナビの資産運用-ウェルスナビ公式サイト(https://www.wealthnavi.com/performance/data)
上記の結果から下記の傾向が見てとれます。
- 利益の大きさは、リスクの大きさに比例している傾向がある。
リスク許容度5で運用をした場合、年率平均利回りは15%以上となっています。
積立投資はどう?公式サイト掲載の実績(2024年7月末時点)
ウェルスナビの公式サイトではサービス開始直後の2016年1月に100万円からスタートし、毎月3万円ずつ積立投資したシミュレーションが公開されています。
下記はウェルスナビの運用コース(リスク許容度5)の実績推移です。
また、リスク許容度別に実績数値をまとめると、次の表のようになります。
<サービス開始から積立投資したときの運用実績>
(2016年1月-2024年10月末)
リスク許容度 | 純資産総額 | リターン | 累計元本 | 毎月の積立額 |
---|---|---|---|---|
リスク許容度1 | 660万円 | +約50% | 415万円 | 3万円 |
リスク許容度2 | 736万円 | +約70% | 415万円 | 3万円 |
リスク許容度3 | 801万円 | +約90% | 415万円 | 3万円 |
リスク許容度4 | 862万円 | +約100% | 415万円 | 3万円 |
リスク許容度5 | 873万円 | +約110% | 415万円 | 3万円 |
例えば、リスク許容度5で積立すると2024年8月末時点で、投資元本409万円に対して+90%以上の利益にもなっています。
積立投資の結果からもリスク許容度を上げるほどリターンが大きくなる傾向がわかります。
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3. おすすめのリスク許容度は?
一番運用実績が良かったのは、リスク許容度5でした。ではリスク許容度5一番おすすめなのでしょうか?
結論から言いますと、あなたの診断結果のリスク許容度で、投資を始めることを強くおすすめします。診断結果のリスク許容度があなたに一番適していると断言できます。
ウェルスナビで投資を行うなら、長期投資を行うことが鉄則です。
運用実績が高いリスク許容度に変更するのもいいですが、金融危機が起こったときに耐えられなくなってウェルスナビを解約してしまうでしょう。
そうなってしまっては、今まで投資してきた分が水の泡です。
ウェルスナビで投資を行う際は、リスク許容度診断の結果に従うことを強くおすすめします。
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4. リスク許容度の変更方法を解説!
リスク許容度を変更したいと思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
あまりオススメはしませんが、変更すること自体は簡単です。
変更方法を順にご説明いたします。
ウェルスナビの公式サイトからログインを行い、ナビゲーションを開きましょう。
そして、「詳細設定」をクリック。
上記のような画面が出てきますので、リスク許容度をお好みの数値に変更。
「プランを決定」を押せば変更が完了します。
スマホでウェブを開く場合やスマートフォンアプリからも変更が可能です。基本的な動作は上記と同じになります。
平日の20時までにリスク許容度を変更すると、通常その日の深夜にポートフォリオが再構築されます。
しかし、冒頭でも述べましたが、リスク許容度を変更すると長期投資を実践できなくなる恐れがあるので、基本的にはおすすめしません。
5. ウェルスナビの運用実績をあげるにはどうすればいいの?
リスク許容度の変更に興味を持たれたということは、どのように運用すればウェルスナビの実績をあげられるのか気になったからではないでしょうか?
ウェルスナビの実績を上げるために必要なのは、リスク許容度を変更することではありません。
結論から言いますと、次の2つの投資方法を実践すれば、かなりの確率で運用実績を上げられます。
- 長期投資を行う
- 積立投資を行う
順に見ていきましょう。
5-1. 長期投資を行う
冒頭でも述べましたが、着実に運用実績を伸ばしたいのなら長期投資を行いましょう。
投資理論的には、保有する期間を長くすれば長くするほど、最初の時点より価格が上がっている可能性が高くなります。
近年ではギリシャ危機やリーマンショックなどの金融危機もありましたが、影響は一時的なもの。いづれも元の水準に回復しています。
そして、長期投資を確実に実践するために必要なことがリスク許容度診断なので、リスク許容度を変更することは基本的におすすめしません。
5-2. 積立投資を行う
積立投資も必ず実践しましょう。
積立投資とは、毎月定額の投資金をコツコツと積み立てていく投資方法のこと。言わば金融商品の「量」を増やして行く投資方法です。
投資のタイミングを気にする必要がなくなるので、高値づかみのリスクを回避できます。
また景気が落ち込んだときにも同額分を買い増すので、将来相場が上向きとなったとき元の水準に回復するのが早いというメリットもあります。
ウェルスナビには自動積立の機能がありますので、少額からでもいいので、必ず設定するようにしましょう。
一回設定してしまえば、毎月口座から自動で引き落としてくれるので楽です。
ウェルスナビのリスク許容度まとめ
ウェルスナビのリスク許容度について解説しました。
どのリスク許容度で運用しようか迷っている人は、診断結果に従うことをおすすめします。
ウェルスナビで長期投資(10年以上)と積立投資を実践できてこそ、将来の大きな資産に繋がるのです。
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