待機資金の運用方法！余った資金(米ドルなど)の効率的な投資先とは？

• 毎月の積立投資のために用意している現金
• 株価が下がる(買い時)のを狙って手元に置いている現金
• 米国株投資で得られた証券口座に入っている米ドルの配当金

このように、投資用として手元に置いているけど今投資する機会がない資金や、為替手数料の側面から日本円に変えるのがもったいない資金があります。

一時的な資金なので銀行預金等に眠らせておいてもいいですが、効率的ではないと考える方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは待機資金の一時的なお金の置き場所について考えていきます。

1. 待機資金の運用方法として、商品が満たすべき要素

待機資金には下記要素が重要と考えます。

最も重要なのは流動性の高さです。

急に投資したくなってもお金を引き出せない場合は機会損失となり、待機資金の要素を満たせていません。

そのため、いつでも現金化できるくらい流動性の高いものや、運用期間が固定の場合は1年以内に元本が償還(返ってくること)ような商品が良いと考えます。

ま預金以上の利回りを期待するため、利回りは当然銀行預金より高くあるべきです。また、できるだけ資産を減らす可能性を低くしたいため、低リスク運用であることも重要です。

２. 待機資金の運用方法おすすめ３選

商品名	Funds ※数ヶ月程度の短期運用の場合	バランスファンド	米ドル建てMMF
期待利回り(年率)	1.0〜3.0%程度	1.0〜5.0%程度	3.0〜5.0%程度
元本保証	なし	なし	なし
最低投資金額	1円〜	100円〜	1万円程度〜
流動性の高さ	運用終了まで売却不可	いつでも売却可能	いつでも売却可能
価格の値動き	なし	あり	あり
運用手数料	なし	あり	あり
購入手数料	なし	なし	スプレッド
為替リスク	なし ※国内企業投資の場合	ファンドによる	あり
優待	あり	なし	なし

順番に解説していきます。

① 固定利回り+優待がもらえる投資サービス「Funds(ファンズ)」

Fundsは、投資先を信用度の高い企業に限定しているため、利回りは1.0〜3.0%と控えめですが、堅実な資産運用を期待できる点が挙げられます。

待機資金の置き場所として、おすすめな理由は短期運用の案件にあります。

例えば、「都築電気フューチャーセキュリティファンド」案件は予定利回り2%、運用期間3ヶ月でした。

加えて、投資をするだけでお得な特典が入手できる(優待)もあります。

② 低コストで安定的な運用を期待できる「バランスファンド」

(引用：ニッセイアセットマネジメント株式会社)

バランスファンドは、投資信託の種類の一つであり、株や債券など様々な資産に分散投資を行う投資信託の総称です。

(引用：ニッセイアセットマネジメント株式会社)

バランスファンドには様々な運用配分のものがありますが、低リスク運用ならできるだけ債券に多めに投資するファンドがおすすめです。

③ 米国株投資家におすすめの「米ドル建MMF」

(引用：楽天証券)

外貨建てMMFは、外貨で運用される投資信託です。

投資対象を外国の短期金融商品や格付けの高い公社債などにしており、安定性の高い運用を期待できます。

外貨建てMMFの活用をおすすめするのは、米国株に投資している方です。

米国株に投資していると、配当金が外貨口座にドルで入金されます。これを日本円に変えようと思うと、為替手数料が発生します。

しかし、金額もそれほど大きくない場合が多いため、資金が外貨口座に眠ったままになる傾向があります。

そこで、その余った資金で米ドル建MMFを購入することで、効率よく待機資金を運用できます。

待機資金の運用方法まとめ

待機資金の運用方法について解説しました。

商品名	Funds ※数ヶ月程度の短期運用の場合	バランスファンド	米ドル建てMMF
期待利回り(年率)	1.0〜3.0%程度	1.0〜5.0%程度	3.0〜5.0%程度
元本保証	なし	なし	なし
最低投資金額	1円〜	100円〜	1万円程度〜
流動性の高さ	運用終了まで売却不可	いつでも売却可能	いつでも売却可能
価格の値動き	なし	あり	あり
運用手数料	なし	あり	あり
購入手数料	なし	なし	スプレッド
為替リスク	なし ※国内企業投資の場合	ファンドによる	あり
優待	あり	なし	なし

この記事が、あなたの資産運用の一助となれば幸いです。