SBI証券のロボアドバイザーの評判や実績は?手数料などを解説

sbi-logo

SBI証券で利用できるロボアドバイザーは、全部で以下の3つがあります。

  • SBIラップ
  • ROBO PRO(ロボプロ)
  • SBI-ファンドロボ『FundRobo』

当記事ではSBI証券で投資ができるロボアドバイザーについて特徴やNISA対応の有無。実際に投資してみた実績やおすすめな人を解説していきます。

目次

当記事は投資に関連する一般的な情報提供を目的としており、取引の勧誘を目的としたものではありません。情報の品質管理に努めておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。金融商品の最新情報は公式サイトにて必ずご確認ください。投資される際はご自身の判断と責任で行っていただきますようお願いいたします。

1. SBI証券の3つのロボアドバイザーの概要紹介

① 【NISA非対応】 SBIラップ

SBIラップは興味や目的にあわせた運用戦略を自由に選択して投資ができる金融サービスです。

1万円いう少額から高度な資産運用をおまかせできます。

SBIラップのように完全お任せで投資ができるサービスを一般的にロボアドバイザーと言います。

現在、SBIラップには下記2つの運用コースがあります。

  • AI投資コース(AIラップ)
  • 匠の運用コース(匠ラップ)
SBIラップの概要
運用コースAIラップ・匠ラップ
最低投資金額1万円
最低積立金額1,000円〜
NISA対応×
投資一任手数料AIラップ:預かり資産の0.66%(税込,年率)+投資信託の保有コスト(平均0.295%程度)
匠ラップ:預かり資産の0.77%(税込,年率)+投資信託の保有コスト(平均0.691%程度)
入金手数料リアルタイム入金・即時入金対応銀行の場合無料
※リアルタイム入金・即時入金対応銀行についてはSBI証券公式サイトを別途ご確認ください。
出金手数料無料
確定申告の有無不要
※源泉徴収ありの特定口座の場合
その他の特徴1,000万円以下の場合:年率0.1%分のポイント付与
1,000万円以上の場合:年率0.2%のポイント付与
2024年11月確認

②【NISA非対応】 ROBOPRO(ロボプロ)

株式会社FOLIOが提供するROBOPRO(ロボプロ)は、AIの将来予測を運用アルゴリズムに導入したおまかせ投資サービスです。

ROBOPROの特徴まとめ
  • SBIホールディングス株式会社の子会社である株式会社FOLIOが運用
  • AIを活用しあらゆる相場に合わせて資産配分を臨機応変に変更
  • 相場の下落局面にも強い傾向があり、安定的な資産運用を期待できる
  • 金融庁公表!2022年末までのロボアドバイザー運用実績No.1
  • 2020年1月15日から2024年10月17日までの運用実績+100.19%(年率約20%)
  • マネとも中の人4年以上"積立投資"して+45.2%の運用実績(2024年11月13日更新)

ここでROBORROの運用の仕組みについて触れます。

ロボプロの仕組みまとめ
  • 40種類以上の先行指標(※1)をAIに学習させる。
  • 学習データをもとにAIに将来価格を予測させる。
  • 予測データを基に資産配分(ポートフォリオ)を作る。
  • 資産配分を伝統的な金融工学理論(※2)をベースに調整する。
  • 同じ作業を定期で行い、あらゆる相場に対応できる運用の実現を追求する。
(※1)先行指標とは

全体としての景気変動に先行して変動する指標のこと。主に銅価格などがこれに該当。

(※2)伝統的な金融工学理論とは

現代ポートフォリオ理論がこれに該当する。

現代ポートフォリオ理論は、投資のリスクとリターンのバランスを最適化するための理論で、異なる資産クラスに投資をすることで特定の市場リスクを軽減することを目指す。

また、現代ポートフォリオ理論は効率的フロンティアという概念を用いて、与えられたリスクレベルで最大のリターンを生み出す資産の組み合わせを示します

(引用:東証マネ部)

これにより、様々なリスクに基づいた最適なポートフォリオを構築できることが期待されています。

マネとも中の人

まとめるとAIに将来のリターンを予測させる。結果をもとに伝統的な金融工学理論で資産配分を決定。これを毎月やっている感じです。

ポイントは④。伝統的な金融工学理論(現代ポートフォリオ理論)に基づきリスクをコントロールしているので、AIのせいで大損にはならない仕組みになっています。

これはポジティブな要素であり、当サイト独自取材で発覚しました。

取材記事を表示する

ROBOPRO(ロボプロ)の概要
運営企業株式会社FOLIO
サービス開始日2020年1月
預かり資産残高500億円
※2024年10月15日時点
投資するファンド約2〜8銘柄
※相場状況によっては柔軟に変動
投資一任手数料預かり資産の1.1%(年率、税込)
投資商品の保有コスト非公開
運用手数料割引積立継続回数によってキャッシュバック(抽選)
最低投資金額10万円
最低積立金額1万円〜
リバランス頻度原則月に1回
※リバランスとは、相場の価格変動に合わせて金融商品の保有割合を調整すること
NISA対応×
入金手数料リアルタイム入金対応銀行の場合無料
※対応銀行については公式サイトをご確認ください
出金手数料無料
確定申告の有無不要
※源泉徴収ありの特定口座の場合
2024年11月確認

③ 【NISA対応】SBI-ファンドロボ『FundRobo』

fundrobo

SBI-ファンドロボは、株式会社SBI証券が提供するアドバイス型のロボアドバイザーです。国内5,000本の投資信託から、あなたに最適なものを選んでくれます。

注意点としては、SBIラップのようにお任せで投資を行ってくれません。投資を行うのはあなた自身です。

提案する質問に答えることで、SBI-ファンドロボがオススメの投資商品を選定してくれます。

ファンドロボでは、SBI証券のNISA口座でも利用できます。NISA口座で運用を行うと、運用で得た利益が全て非課税となるので、お得に利用できると言えるでしょう。

2. 【2024年11月更新】SBI証券のロボアドバイザーの運用実績

SBI証券のロボアドバイザーのうち私は下記に投資しています。

  • ROBOPRO
  • SBIラップ

これらの実績の運用実績をご紹介します。参考にご覧ください。

ROBOPROに4年投資してみた運用実績(2024年11月13日更新)

私はROBOPROサービス提供開始の翌日(2020年1月16日)から最低投資金額10万円で投資を開始。

積立機能が実装されたので、2021年6月から毎月1万円をコツコツと積立投資をしています。

現在、投資元本(67万円)に対する運用パフォーマンスは+45.2%(30万円以上の利益)です。

<私の現在の運用実績>

運用パフォーマンス45.2%
現在の資産配分(投資銘柄一覧)を表示する
資産全体の内訳:米国リート(IYR)25.57%・金(GLD)23.45%・米国株(VTI)31.75%・先進国株(VEA)17.11%・米国債券(BND)0.00%・現金(CASH)1.10%・ハイイールド債(HYG)1.01%

<私の過去の実績推移表>

スクロールできます
2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度
1月末26.8%18.05%15.60%9.04%-1.18%
2月末29.9%17.80%16.23%9.79%-2.87%
3月末33.7%18.4%22.67%13.28%-7.79%
4月末36.5%20.6%21.69%17.34%-3.33%
5月末37.4%21.2%18.17%20.15%-0.06%
6月末40.9%25.4%17.41%17.65%0.66%
7月末40.3%25.8%22.54%16.92%3.90%
8月末36.0%26.7%20.4%17.00%2.99%
9月末36.5%23.9%16.9%14.13%1.43%
10月末47.1%24.4%24.1%19.52%1.24%
11月末運用中28.3%20.5%16.64%2.38%
12月末24.4%13.3%16.75%5.15%

私の実績推移まとめ
  • 最初の5ヶ月間だけマイナス
  • 5ヶ月目以降は一切元本割れすることなく安定した運用
  • 年率平均利回り約10%以上

あくまで過去の実績であり、将来の運用成果を示唆・保証するものではありません。

マネとも中の人

私がROBOPROに求めているのは、AIを活用した安定的な運用と年率4%以上の運用パフォーマンス

ROBOPRO以外の商品も併用していますが、コロナショックや2024年8月の日本株の大幅安時でもROBOPROは他の商品と比べて下落幅が小さい傾向にありました。

このように、心理的に比較的安心かつ安定的に利益を積み上げてくれるのが良い点だと感じています。

SBIラップAI投資コースに2年投資してみた運用実績(2024年11月1日更新)

私は2022年9月にSBIラップ(AI投資コース)に1万円を投資をしてみました。

積立投資はしていません。

現在の投資元本(1万円)に対する運用実績は、+35.64%です。

<私の現在の運用実績>

運用パフォーマンス35.64%

<私の過去の実績推移表>

スクロールできます
2024年度2023年度2022年度
1月末11.95%-0.53%
2月末16.11%0.23%
3月末19.67%-0.97%
4月末21.50%-0.33%
5月末24.50%2.82%
6月末27.63%8.04%
7月末25.28%8.45%
8月末23.77%10.20%
9月末27.56%8.69%-2.45%
10月末34.39%9.37%1.31%
11月末運用中11.47%1.78%
12月末10.45%13.3%
私の実績推移まとめ
  • 運用開始から7ヶ月目まではマイナスがあったが
  • 運用開始から8ヶ月目以降は一切元本割れすることなく
  • 結果として、年率平均利回り約15%

あくまで過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。

マネとも中の人

私は年率4%以上の利回りを期待してSBIラップAI投資コースに投資していますが、現状は期待通りの運用成果

AI投資と聞くと不安感がありましたが、実際はかなり安定的に利益を出してくれています。

SBIラップ匠の運用コースに1年投資してみた運用実績(2024年11月1日更新)

私は2023年7月にSBIラップ(匠の運用コース)に1万円を投資をしてみました。

積立投資はしていません。

現在の投資元本(1万円)に対する運用実績は、+14.36%です。

<私の現在の運用実績>

運用パフォーマンス14.36%

<私の過去の実績推移表>

スクロールできます
2024年度2023年度
1月末5.82%
2月末8.71%
3月末11.47%
4月末9.38%
5月末11.61%
6月末16.06%
7月末11.49%0.12%
8月末11.06%1.04%
9月末13.08%-1.80%
10月末15.42%-3.64%
11月末運用中2.06%
12月末4.17%
私の実績推移まとめ
  • 運用開始から5ヶ月目まではマイナスがあったが
  • 運用開始から6ヶ月目以降は一切元本割れすることなく
  • 結果として、年率平均利回り約11%

あくまで過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。

マネとも中の人

私は年率4%以上の利回りを期待してSBIラップ匠の運用コースに投資していますが、期待通りの運用成果となっています。

現状年率リターンでは、AI投資コースよりパフォーマンスが好調です。

3. SBI証券のロボアドバイザーはそれぞれどんな人におすすめ?

SBIラップがおすすめな人

SBIラップがおすすめな人
  • バラエティ豊富な運用手法の投資商品に投資がしたい方
  • SBI証券を利用する上で、資産形成の基盤となる運用方法を探している方

SBIラップは独自のアプローチで運用される運用商品を取り揃えています。

スクロールできます
AI投資コース匠の運用コース
運用方針人を凌駕するパフォーマンス投資環境に左右されにくい安定した収益の獲得
運用理論AI予測+現在ポートフォリオ理論オールウェザー・ファクターアロケーション戦略
投資対象商品インデックスファンド(8銘柄)アクティブファンド(9銘柄)
最低投資金額1万円
以後、1,000円から積立可能
基本手数料
年率,税込)
0.66%0.77%
投資信託の手数料
年率,税込)
平均値:0.295%程度
最小0.220%~最大0.394%
平均値:0.691%程度
最小0.374%~最大1.078%
解約手数料:最大で信託財産の0.3%
リバランス頻度月に1回
AI投資コースと匠の運用コース概要表

例えば、AI投資コースはAIの力を活用して、安定的なパフォーマンスを作ることを目的としているため、SBI証券を利用する上で、資産運用の基盤となる商品を探している方に適しています。

また、匠の運用コースでは、人の力を使い景気に左右されにくい安定的な好パフォーマンスを作ることを期待できます。

このように様々な個人では不可能なアプローチの商品に投資したい場合に投資を検討したいです。

ROBOPROがおすすめな人

ROBOPROがおすすめな人
  • 運用パフォーマンスが好調なロボアドバイザーを求めている方
  • 下落相場に強い安定的な資産運用を求める方

ROBOPROはAI運用を突き詰めた商品設計となっています。そのため、常にどの相場でも高いパフォーマンスを作ることを目指しています。そのため、好実績をできるだけ期待したいという方に適しています。

ちなみにSBIラップのAI投資コースと似ていますが、SBIラップでは必ず分散投資をして安定的な運用を目指した上で、AIを活用します。そのため、投資対象となる投資信託8個に必ず投資する方針です。

例えば、ROBOPROの場合だと、AIが今は2銘柄だけの投資が良いと判断すると、2銘柄にしか投資しません。AIを使ってシャープレシオ(リターンの効率性)を極限まで高めるのがロボプロです。

シャープレシオとは?

投資の効率性を測る指標で、そのポートフォリオのリスクに対するリターンの度合いを表します。例えば、リスク20%・リターン20%とリスク20%・リターン10%の金融商品があった場合は、前者の方が投資効率が良いと言えます。(リスクに対するリターンが高いから)

そのため、とにかくダイナミックな運用で常に好パフォーマンスを求めたい!という方はROBOPROが適しています

SBI-ファンドロボがおすすめな人

SBI-ファンドロボがおすすめな人
  1. NISAやiDeCOなどの銘柄選びに利用したい人
  2. 後々は自力で投資しようとしている人

「SBI-ファンドロボ」は、合理的な判断であなたに最適な銘柄を診断してくれるため、「NISA」や「iDeCo」の銘柄選びに役立ちます。

また、投資の勉強としても良いです。選定銘柄などを確認することが学びになります。

SBI証券のロボアドバイザーまとめ

SBI証券の口座内で利用できるロボアドバイザーについて解説しました。

それぞれ下記のような方に適しています。

SBIラップがおすすめな人
  • バラエティ豊富な運用手法の投資商品に投資がしたい
  • SBI証券を利用する上で、資産形成の基盤となる運用方法を探している方
ROBOPROがおすすめな人
  • 運用パフォーマンスが好調なロボアドバイザーを求めている方
  • 下落相場に強い安定的な資産運用を求める方
SBI-ファンドロボがおすすめな人
  1. NISAやiDeCOなどの銘柄選びに利用したい人
  2. 後々は自力で投資しようとしている人

ご自身の投資方針と照らし合わせながら最適な資産運用を追求してみてください。

免責事項

本サイトにおける記事及び情報の掲載は、投資に関連する一般的な情報提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品の取引の勧誘を目的としたものではありません。情報の掲載にあたっては品質管理に努めておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。金融商品及びサービスの最新の情報は公式サイトにて必ずご確認ください。金融商品取引を行う際は、お取引先の金融商品取引業者等より交付される契約締結前交付書面等の書面の内容をしっかりお読みいただき、商品の特徴やリスク、取引の仕組み、手数料等を十分にご理解いただいたうえで、ご自身の判断と責任にて行っていただきますようお願いいたします。

sbi-logo

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

感想等をシェアしていただけると幸いです

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次